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7/13up:熊本市内の白川の水害痕跡を調査し、 「2012年7月12日洪水についての見解」(第1報)をまとめました。

7/16update:(第1報)(第2報) に加筆の上「2012年7月12日洪水の検証と今後求められる災害対策」 としてまとめました。


緒方です。

昨日の夕方、熊本市内の白川の水害痕跡を調査し、
「2012年7月12日洪水についての見解」をまとめました。


https://kawabegawa.jp/tatenodam/?p=168

熊本市内の白川の各区間ごとの調査結果と
求められる治水対策をまとめています。
昨日の写真つきです。

+++

第2報もご覧ください。

https://kawabegawa.jp/tatenodam/?p=173

7/13up:熊本市内の白川の水害痕跡を調査し、 「2012年7月12日洪水についての見解」(第1報)をまとめました。 はコメントを受け付けていません

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7/6 up: 北向谷原始林シンポジウム 7/29PM, 現地調査 7/28, 見学会 7/29AM

阿蘇の大自然と白川の清流を守ろう!

チラシ:

https://kawabegawa.jp/tatenodam/pdf/simpo20120729.pdf

◆◆ きたむきだにげんしりん
北向谷原始林シンポジウム ◆◆

ごあいさつ

立野ダムは阿蘇外輪山(カルデラ)の唯一の切れ目、白川・黒川合流点のすぐ下流(南阿蘇村・
大津町)に国土交通省が計画した、高さ約90mの洪水調節専用の穴あきダムです。
立野ダムは、阿蘇の玄関口である立野峡谷と、阿蘇くじゅう国立公園の36ヘクタールもの広大
な自然を水没させます。水没する北向谷原始林(大津町)は国指定の天然記念物であり、阿蘇くじ
ゅう国立公園の特別保護地区にも指定されています。

今回、自然環境保護の第一人者である、広島フィールドミュージアムの金井塚務さんをお招きし
て、現地調査とシンポジウムを行うことになりました。皆様方のご参加をお待ちしています。

●とき
2012年7月29日(日) 午後2時開演

●ところ
大津町町民交流施設(オークスプラザ)
菊池郡大津町大字大津1220-1(大津町役場となり)

●内容
北向谷原始林調査報告、パネルディスカッション
金井塚務氏(広島フィールドミュージアム)ほか

●参加費
資料代500円(高校生以下無料)

◆◆ 北向谷原始林現地調査 ◆◆

●日時7月28日(土)午前11時~午後5時
●集合場所大津町岩戸神社駐車場
※かなりハードな登山となります。
参加希望者は事前に090-2505-3880中島までご連絡ください。

◆◆ 第2回立野ダム建設予定地見学会 ◆◆

●日時7月29日(日)午前10時~12時
●内容
10:00 JR立野駅集合10:20~11:10 立野ダム本体予定地(立野峡谷)見学
11:20~12:00 立野ダム水没予定地見学(長陽大橋より) 12:00 解散
※どなたでも参加できます。立野ダム建設予定地のすばらしい渓谷をぜひ見られてください!

立野ダムによらない自然と生活を守る会
代表中島康
熊本市島崎4丁目5-13
電話090-2505-3880 https://kawabegawa.jp/tatenodam/

◆◆ 立野ダム計画のことをご存じですか? ◆◆

●立野ダムは阿蘇外輪山の唯一の切れ目、白川・黒
川合流点のすぐ下流に国土交通省が計画した、
高さ約90mの洪水調節専用の穴あきダムです。

●洪水時の白川の水は多くの火山灰を含みます。
白川にダムを造っても、土砂や火山灰で早い段階
で埋まってしまうことは明らかです。

●立野ダムの洪水調節能力は非常に小さく、白川の河川改修が計画通
立野ダムりに進めば、がなくても昭和28年6・26水害クラスの
水害も安全に流すことができます。

●立野ダム建設予定地は、阿蘇くじゅう国立公園の特別保護地域にあ
り、絶滅危惧種クマタカの生息も確認されています。天然記念物に
国が指定している北向谷原始林も水没します。

●立野ダムの総事業費の3割を熊本県が負担します。熊本県の負担額
は約271億円です。県民1人あたり約15000円を立野ダムに
負担することになるのです。

●立野ダム建設予定地は、阿蘇火山から流下してきた立野溶岩で割れ
目が非常に多く、巨大ダムをつくるには不適な地盤です。
また、地震発生確率の高い活断層「布田川・日奈久断層帯」が通っています。

●コンクリートのダムをつくるのではな
く、阿蘇の草原を守り、白川中流域の
農業を守ることが、白川の治水や熊本
の地下水の保全にもつながります。

立野ダム建設予定地(立野峡谷)

立野ダムによらない自然と生活を守る会
熊本市島崎4丁目5-13 中島康
電話090-2505-3880 https://kawabegawa.jp/tatenodam/

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5/28up:5月19日の、立野ダム中止を求める住民団体 結成集会へのご参加、ご支援、誠にありがとうございました。

緒方です。

5月19日の、立野ダム中止を求める住民団体
結成集会へのご参加、ご支援、誠にありがとうございました。
集会には約40名の参加があり、会場もほぼ満員となりました。
会の名称も「立野ダムによらない自然と生活を守る会」
となりました。

田上熊本市議、平野県議、松岡県議、松野信夫国会議員も参加いただき、
リレートークでスピーチをいただきました。

同日夕方に開きました、大甲橋~銀座橋の白川堤防現地調査
にも約10名の参加があり、
1.立野ダムの洪水時の水位低減効果は最大で20cmしかないこと。
2.堤防の整備がすすめば立野ダムがなくても6・26水害レベルの洪水でも余裕を持って安全に流せること。
等を確認できました。

阿蘇の大自然と白川の清流を、自然のままの姿で未来に手渡すために
これからもさまざまな活動を展開したいと思いますので、
今後ともどうぞよろしくお願いします。

5/28up:5月19日の、立野ダム中止を求める住民団体 結成集会へのご参加、ご支援、誠にありがとうございました。 はコメントを受け付けていません

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5/1up: 5月19日(土) 熊本市パレアで立野ダム中止を求める住民団体結成集会 を開きます。是非、ご参加ください。

転載大歓迎です。
阿蘇の大自然と白川の清流を未来に手渡すために、
一人でも多くの方々にご参加いただければ幸いです。
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■阿蘇の大自然を破壊する最悪のダム計画
 立野ダム中止を求める住民団体結成集会

        ごあいさつ
 立野ダムは阿蘇外輪山(カルデラ)の唯一の切れ目、白川・黒川合流点のすぐ下流(南阿蘇村・大津町)に国土交通省が計画した、高さ約90mの洪水調節専用の穴あきダムです。
 立野ダムは、阿蘇の玄関口である立野峡谷と、阿蘇くじゅう国立公園の36ヘクタールもの広大な自然を水没させます。水没する北向谷(きたむきだに)原始林は国指定の天然記念物であり、立野ダム事業区域は阿蘇くじゅう国立公園の特別保護地域にも指定されています。
 熊本市の大甲橋~銀座橋の市役所側の堤防は未改修であり、現状では洪水が堤防からあふれた場合、熊本市の地下街は大きな被害を受けます。立野ダムより堤防の整備を急ぐべきです。
 立野ダムは活断層(布田川・日奈久断層帯)の真上に計画された、非常に危険なダムです。立野ダムに頼らない治水対策の方が断然、自然にも優しく現実的です。
 白川は、全国でも珍しいダムのない一級河川です。コンクリートのダムをつくるのではなく、阿蘇の草原を守り、白川中流域の農業を守ることが、白川の治水や熊本の地下水の保全にもつながります。私たちは、百害あって一利もない立野ダム計画の中止を求め、住民団体を結成することになりました。皆様方のご参加をお待ちしています。

●とき 2012年 5月19日(土) 午後6時開演

●ところ くまもと県民交流館パレア 会議室8 (鶴屋東館10階)
      熊本市中央区手取本町8番9号 TEL096-355-4300

●内容 立野ダムの問題点と立野ダムに頼らない治水対策 ほか

●参加費 資料代500円(高校生以下無料)
※閉会後、午後8時頃より交流会を計画しています。ぜひご参加ください。

連絡先 中島 康 熊本市島崎4丁目5-13 電話 090-2505-3880
https://kawabegawa.jp/tatenodam/

===================================
■大甲橋~銀座橋の白川堤防現地調査
~立野ダムより白川の堤防の整備を進めよう~

●日時 2012年5年19日(土)午後4時~5時
●集合場所 熊本市・大甲橋下流側の歩道に集合

PDFはこちらです。
https://kawabegawa.jp/tatenodam/pdf/dam20120519.pdf

5/1up: 5月19日(土) 熊本市パレアで立野ダム中止を求める住民団体結成集会 を開きます。是非、ご参加ください。 はコメントを受け付けていません

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4/24up: 4月21日の立野ダム予定地見学会は、子どもさんも含めて約40名の参加があり、 大成功でした。

緒方です。

4月21日の立野ダム予定地見学会は、大変お世話になりました。
子どもさんも含めて約40名の参加があり、
大成功でした。

たくさんの人に立野峡谷の自然のすばらしさや、
高さ90mのダムの規模を実感していただけたと思います。

あいにくの強風で、
長陽大橋上からの水没予定地の見学は取りやめましたが、
また機会があれば、橋の上から
北向谷原始林、白川黒川合流点、黒川橋等を見られてください。

見学終了とともに雨が降り出し、大変幸運でした。
参加されたみなさん、見られたことを、周りの人たちにぜひ伝えてください。
見学された感想を、ぜひ、各新聞へ投書してください。

(熊日新聞「読者の広場」450字程度 住所、氏名、年齢、職業、電話番号明記
hiroba@kumanichi.co.jp
まで)

よろしくお願いします。

また、継続的に見学会を行いたいと思います。

★ ダム建設の問題点の詳細はこちらもご参考に<必見!>。


https://kawabegawa.jp/tatenodam/pdf/stoptatenodam20120326s.pdf

★ 以下 見学の模様です。


立野駅から旧道を通ってカルデラ内へ、途中右に入る。

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4/24up: 4月21日の立野ダム予定地見学会は、子どもさんも含めて約40名の参加があり、 大成功でした。 はコメントを受け付けていません

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4/10update: 第1回阿蘇立野ダム予定地見学会 4/21(土) ご存知ですか?阿蘇の大自然を台無しにする最悪のダム計画

ご存知ですか? 阿蘇の大自然を台無しにする最悪のダム計画
第1回 阿蘇ダム予定地見学会

●開催趣旨
1人でも多くの方に
立野ダムが建設されようとしている立野峡谷の自然のすばらしさや、
高さ90mのダムの規模を実感していただくために、
ダム建設予定地の現地見学会を計画しました。
水没予定地は、熊本が誇るべき自然遺産、文化遺産の宝庫です。
ぜひご参加下さい!

●日時 4月21日(土)午後1時 JR立野駅集合
       (JR利用可の時間です)
●内容
 ①JR立野駅集合 13:00

 ②立野駅を車で出発 13:10(JR利用者は乗り合わせ)
 ③立野ダム本体予定地見学 13:20~14:10
 ④長陽大橋より立野ダム水没予定地見学 14:20~15:00
 ⑤解散 15:00
 ⑥希望者は徒歩で水没予定地(旧戸下温泉周辺)散策 15:00~16:00
    (白川黒川合流点、巨大石橋・黒川橋など)
※時間は一応の目安です。

●連絡先
参加人数を把握するため、参加を希望される方は前日までに
ogt-hawks@s8.kcn-tv.ne.jp緒方までメールをいただければ幸いです。
(もちろん当日飛び入り参加大歓迎です)
当日緊急連絡先は、090-2505-3880中島、090-5730-6763緒方
==========================

お知らせハガキを作成しました!(4.10)

4/10update: 第1回阿蘇立野ダム予定地見学会 4/21(土) ご存知ですか?阿蘇の大自然を台無しにする最悪のダム計画 はコメントを受け付けていません

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4/7up: 立野ダム工事事務所4月11日(水)午後5:50集合!国土交通省の考えを説明してくださいと、立野ダム工事事務所に求めています。

緒方です。
立野ダムに関する要望書について、国土交通省の考えを説明してくださいと、
立野ダム工事事務所に求めてきました。

3月28日に立野ダム工事事務所から、
===============================
国土交通省の考えを住民に説明することはできない。
現在、国、県、白川流域の7市町村による
「立野ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」が開催されているので、
予断なく検証するために、個別の質問に対する回答は差し控えている。
===============================
との連絡を受けたことは、先日お知らせしましたとおりです。

4/1up: 立野ダムの住民への説明を拒否する国土交通省

このことを、国土交通省治水課に報告し、
説明責任を果たすよう、九州地方整備局を指導してほしい、と要望しました。
そしたら今度は、立野ダム工事事務所から、お詫びの電話が入ったので、
それなら説明する場をつくるよう要望しました。
以下の日時で説明を受けますので、
来れる方はぜひ立野ダム工事事務所に来てください。

===========================

●日時 4月11日(水)午後6時から
      調査品質確保課のトジ氏が対応するとのことです。
●場所 国土交通省 九州地方整備局 立野ダム工事事務所 
      熊本市東区下南部1-4-73
●集合 午後5:50に立野ダム工事事務所駐車場

地図はこちら
http://g.co/maps/4q946
写真はこちら
http://g.co/maps/25psy


大きな地図で見る

(竜田のほうから北バイパスを通って東バイパスに出る道がありますが、白川を渡って東バイパスに出る前に信号が一つだけあります。それを左折して100メートルくらいで肥後銀行がありますがその先です。看板も出ていて駐車場も十分あったと思います。)

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4/4up: 3月26日、白川漁協の事務所を訪れました。白川漁協は、立野ダム本体着工に関する補償に応じていません。

3月26日、白川漁協の事務所を訪れ、漁協の方と意見交換をしました。
白川漁協は、立野ダム本体着工に関する補償に応じていないことが分かりました。

白川漁協が立野ダム本体着工に同意しなければ、
国土交通省はダム本体工事に着手できません。

ダム本体がもしできれば、ダム建設地の漁業権が消滅してしまいます。
当然、そのなくなる分の漁業権は補償の対象になります。(消滅補償)
また、ダム建設により下流の漁業も影響を受ける場合は、
その分補償の対象になります。(影響補償)

球磨川では平成13年に、球磨川漁協が総代会と総会で
「川辺川ダム補償案」に同意しなかったため、ダム本体着工ができずに、
結局川辺川ダム建設は中止となりました。

同様に、白川漁協が「立野ダム補償案」に同意しなければ、
国土交通省は立野ダムの本体工事に着工できません。
美しい白川を未来に手渡すために、
今後とも漁協の皆様方と意見を交換できればと思います。

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4/1up: 立野ダムの住民への説明を拒否する国土交通省

緒方です。
昨年12月1日に、国土交通大臣あての立野ダム建設に関する要望書を
国土交通省立野ダム工事事務所に提出しました。
(要望書はコチラ)
https://kawabegawa.jp/tatenodam/pdf/kokkosho201112.pdf

その後、同要望書に関する国土交通省の考え方を聞きたい、
との要請を、再三、同工事事務所あてに繰り返してきました。

3月26日には、中島さんと緒方が工事事務所を訪問し、
国土交通省の考え方を聞く場を設けてほしいと要請したところ、
「年度末で忙しいので時間が取れない。新しい年度に入るまで待ってほしい」
とのことでした。

ところが、3月28日に電話が入り、「国土交通省の考えを住民に説明することはできない」
との事だったので、緒方が3月28日午前11時に同工事事務所を訪問し、
立野ダム工事事務所の総務課長である北川和正氏に話の真意を聞きました。
北川氏の見解は以下の通りです。
==============================
○現在、国、県、白川流域の7市町村による
「立野ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」が開催されているので、
予断なく検証するために、個別の質問に対する回答は差し控えている。
これは、九州地方整備局の方針である。
立野ダムに関しては「出前講座」の開催も中止する。
以上の件に関して、「検討の場」が開かれている他のダム事業についての
状況は把握していない。
==============================

公共事業は、住民の税金を使って、住民のためになされるはずのものです。
ですから公共事業の事業者には当然、説明責任があるはずです。
住民の疑問に答えられない、ということは、
すでに「住民のためのダム建設」とは言えないことを、国交省自ら認めたようなものです。
「検討の場」で予断なく検証を進めるためにも、
住民の疑問に対しては真摯に答えるべきです。
「住民の質問に答えるのを差し控える」という国土交通省の姿勢は、
「住民参加」の河川法の精神に反するものでもあり、許すことはできません。
今後も国土交通省に対して、説明責任を求めていきましょう。

4/1up: 立野ダムの住民への説明を拒否する国土交通省 はコメントを受け付けていません

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3/30up: 3月26日に阿蘇の坊中にある環境省 阿蘇自然環境事務所に行って、立野ダムに関する見解を聞きに行きました。

年度末でバタバタして、ご報告が遅れました。
あす以降、国交省編、漁協編なども続けます。

=========================

3月26日に阿蘇の坊中にある環境省 九州地方環境事務所 阿蘇自然環境事務所に中島さんと行って、立野ダムに関する環境省の見解を聞きに行きました。

現状変更行為は認められない国立公園の特別地域に、立野ダムは建設されようとしています。立野ダムで水没する北向谷原生林は、阿蘇くじゅう国立公園の特別保護地区である点などについて、環境省としての考えを聞きに行きました。

環境省の姿勢は、「平成元年に建設省と環境庁の協議で立野ダムについて同意しているので、ダムの計画変更がない限り環境省としては何も言えない」というものでした。環境省として立野ダムに関して動く姿勢は全く感じられませんでした。計画が古いということだけで環境アセスメントさえ実施されていないことも分かりました。環境省の存在価値は全くないと痛感しました。

その足で、熊本市にある環境省 九州地方環境事務所を訪れ、「平成元年に建設省と環境庁の協議で立野ダムについて同意した文書」について、行政文書開示請求の手続きを行いました。

行政や政党に「ダム中止」を頼ることはできません。ダム建設を中止できるのは、私たち住民の心と行動だけだと再確認しました。「県民の会」を立ち上げる準備を進めましょう。

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                             2012年3月26日

環境省 九州地方環境事務所 阿蘇自然環境事務所 御中

          立野ダムと白川流域の自然を考える県民の会(準備会)

               連絡先 中島 康  熊本市島崎4丁目5-13
               電話 090-2505-3880 FAX 096-354-2966

ご説明いただきたい点

 立野ダムは、阿蘇の玄関口である立野峡谷と、阿蘇くじゅう国立公園の広大な自然を水没させます。以下の点について、環境省としての考えをご説明いただければ幸いです。

1.立野ダムで水没する北向谷原生林は、阿蘇くじゅう国立公園の特別保護地区である点。

2.立野ダムで水没する鮎帰りの滝、立野溶岩、白川黒川合流点などを含む立野峡谷は、  阿蘇くじゅう国立公園の第2種特別地域である点。

3.立野ダム本体予定地は、阿蘇くじゅう国立公園の第3種特別地域である点。

4.立野ダムの堆砂容量について。

5.その他

※洪水時の白川の水は多くの火山灰を含みます。白川にダムを造っても、土砂や火山灰で早い段階で埋まってしまうことは明らかです。立野ダムは穴あきダムで、国土交通省は「通常は水を貯めない」としています。しかし、ダムが洪水時に水をためる場合、ダム湖に入って川の流れが止まるダム湖の上流端付近に大量の土砂を堆積させます。このことは、日本中どのダムを見ても明らかです。

【参考:立野ダムの堆砂容量の変遷】
 ・建設省資料(2000年頃)・・・230万m3 ダムの底から50mも堆砂する計画
 ・平成16年1月の資料・・・160万m3
 ・平成23年3月の資料・・・記載なし
 ・今年1月大河原雅子議員事務所を通して公開された国土交通省の資料・・・60万m3
 ※昭和28年の6・26水害では、立野ダムの総貯水量の約3倍の2847万m3の土砂  が熊本市と白川水系沿岸の水田などに堆積しています。(熊本県災害救助隊本部調べ  熊本日日新聞 昭和28年7月6日)

3/30up: 3月26日に阿蘇の坊中にある環境省 阿蘇自然環境事務所に行って、立野ダムに関する見解を聞きに行きました。 はコメントを受け付けていません

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