Monthly Archives: 12月 2017

熊日連載「再検証 立野ダム」4回目は「情報隠し」

熊日連載「再検証 立野ダム」4回目は、「情報隠し」です。立野ダムに関し、事業者である国交省は、住民からの疑問や質問に全く答えようとせず「ホームページを見ろ」としかいいません。国交省のホームページに掲載されている点を質問しているのに、ホームページを見ろというわけです。立野ダム事業の説明会も全く開きません。もし国交省が「立野ダムが地域のため、未来のため、子供たちのために必要」と考えているのならば、堂々と質問に答え、説明すればいいのです。住民が知らないうちに、というか知らせぬままに、私たちの税金を使って、不要なものを、未来に害を与えるものをつくろうとしているのです。

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熊日連載「再検証 立野ダム」3回目「環境保全に懸念」

熊日連載「再検証 立野ダム」3回目は、「環境保全に懸念」です。記事では柱状節理の破壊と北向山原始林の事だけですが、他にも穴あきダムの上流に大量の土砂や岩石、火山灰等がたまり、立野峡谷の環境を変えてしまう点。反対に下流への土砂や礫、岩石などの供給が止まり、有明海までの環境を変えてしまう点。濁水の長期化。何よりも、阿蘇くじゅう国立公園の特別保護地区に建設される点など、挙げたらきりがありません。破壊された柱状節理、立野ダム本体予定地右岸の柱状節理、位置図も含め添付します。

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12月22日 熊日「再検証 立野ダム」2回目は「堤防強化で十分」

本日の熊本日日新聞「再検証 立野ダム」2回目は、「堤防強化で十分」です。近年の改修で、白川の流下能力は大幅に増えています。弓削橋地点(12月16日撮影)では、60mだった川幅が100mと広がり、熊本県が公表した流下能力算定表によると毎秒1320トンだった流下能力が、改修後は3975トンも流れるようになります。一方で立野ダムは、国交省の言うように「流木等でダムの穴がふさがらずに機能した」としても、毎秒200トンの洪水調節能力しかありません。記事で「立野ダムで3400トンのうち400トンをカットする」とありますが、正しくは「黒川流域の遊水地と立野ダムなどの洪水調節施設で400トンを調節する」です。

以下は、12月16日に弓削橋科の上から下流の改修の状況を撮影した写真です。奥は弓削神社対岸のゴルフ練習場です。驚くほど川幅が広がっています。

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12月21日より熊本日日新聞で連載「再検証 立野ダム」

本日より熊本日日新聞で「再検証 立野ダム」という連載が始まりました。今日は立野ダムの穴(幅5m×高さ5m)がふさがるか、という点を、国交省と住民側の両論併記のような形で取り上げています。

国交省の「模型実験」では、流木のかわりに乾いたツマヨウジが使用されています。水位が上がるとツマヨウジが浮くのは当然です。しかし実際の洪水で流れる流木には枝葉がついたり曲がったりしており、水を含んで比重も重くなっています。さらに穴の上流側はすき間20㎝のスクリーンでおおわれます。そのすき間に枝葉や曲がった様々な大きさの流木が食い込んだらどうなるのか?7月の朝倉市での豪雨では少なくとも36万?の流木が発生しているのに、ダムの上流に計画されるスリットダムでは1万?程度の流木にしか対応できません。ダムの穴が流木でふさがったならば、洪水調節できなくなるのは明らかです。このような質問に国交省が全く回答しないのは、なぜでしょう?

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