本日の熊本日日新聞「再検証 立野ダム」2回目は、「堤防強化で十分」です。近年の改修で、白川の流下能力は大幅に増えています。弓削橋地点(12月16日撮影)では、60mだった川幅が100mと広がり、熊本県が公表した流下能力算定表によると毎秒1320トンだった流下能力が、改修後は3975トンも流れるようになります。一方で立野ダムは、国交省の言うように「流木等でダムの穴がふさがらずに機能した」としても、毎秒200トンの洪水調節能力しかありません。記事で「立野ダムで3400トンのうち400トンをカットする」とありますが、正しくは「黒川流域の遊水地と立野ダムなどの洪水調節施設で400トンを調節する」です。
以下は、12月16日に弓削橋科の上から下流の改修の状況を撮影した写真です。奥は弓削神社対岸のゴルフ練習場です。驚くほど川幅が広がっています。