7月10日の参院選挙に立候補を表明した、松村よしふみ氏、あべ広美氏、木下順子氏、本藤哲也氏に、「熊本地震を受けた立野ダム問題についての公開質問状」を6月12日に送付しましたが、回答したのはあべ広美氏のみでした。 注目されるのが、これまで立野ダム計画にあいまいな態度だった民進党(旧民主党)も推しているあべ広美氏が、はっきりと立野ダム反対の回答をした点です。
さらに注目されるのが、松村よしふみ氏からの回答が、6月21日の回答期限を過ぎた後、再三催促してもなかったことです。これまでの熊本県知事選挙などでは、自民党系の候補者からも回答が来ていたのが、今回は回答できなかったということは、候補者は国土交通省の「熊本地震後の調査で立野ダム建設に支障となる情報は得られていない」とする主張を疑問視しているからだとも考えられます。しかし、国会議員に立候補するのなら、国の事業に対する自分の意見をきちんと表明していただきたいものです。
以下、公開質問状とあべ広美氏からの回答、6月26日付熊本日日新聞の記事です。