これまでに、情報開示請求によって国土交通省や熊本県が情報開示した資料を順次アップします。
【国土交通省が開示した資料】
●立野ダム常用洪水吐における流木対策について
国交省は、立野ダムの放流孔の上流側に設置される、20cmしかすき間がないスクリーンにはりついた流木は、「ダムの水位が上昇すると浮き上がるので、立野ダムの放流孔は閉塞しない」とホームページで主張しています。その根拠となる資料を情報開示請求したところ、平成27年8月10日に「立野ダム常用洪水吐きにおける流木対策について」と題する12ページの資料を情報開示しました。立野ダムの1/62.5の模型(ダムの高さ1.44m、穴の一辺8cm)に、長さを変えた(4cm~24cm)直径5mmの円柱材(ラミン材)や、長さ2.4cm直径1.8mmのツマヨウジを最大で1000本流して、ダムの水位が上昇すると円柱材やツマヨウジが浮いてくる、という模型実験結果です。
●立野ダム洪水吐きの放流能力について
平成27年9月16日に国交省が情報開示した、立野ダムの「穴」に関する資料、「立野ダム洪水吐きの放流能力について」の6ページに、洪水吐き(穴)の放流量があります。下段の穴の放流量は最高で833m3/s、断面積25㎡で割ると、秒速33.3m。時速になおすと、時速120kmです。時速120キロで吸い込む力、想像するだけで恐ろしいです。それでも流木が浮いてくるというのでしょうか。
●白川の流下能力算定表(平成27年)
●白川の流下能力算定表(平成20年)
●白川の整備計画平面図(平成19年)
●立野ダムに関する建設省と環境庁の協議書(平成1年)