Author Archives: 緒方紀郎

長陽大橋付近の1月18日の状況

長陽大橋付近の1月18日の状況です。中島一美さんが撮影された写真を許可を受け紹介します。

熊本地震により長陽大橋西側の橋台は、立野溶岩(柱状節理)のトップリング岩盤崩壊(岩盤が鉛直方向に伸びた割れ目を境界面として側方に倒れ込む現象)で2mほど沈下しました(熊本大学北園芳人名誉教授談)。そこで、立野溶岩の表面につもった火山性堆積物を取り除いているのでしょうが、すごい状況です。

立野ダム本体予定地も、同じ立野溶岩です。長陽大橋の橋台さえ支えることができなかった立野溶岩が、比べられないほどの重量を持つダム本体を支えることができるのでしょうか?トップリング岩盤崩壊により、ダム本体と周りの岩盤の間に隙間が生じるような危険性はないのでしょうか?ダム満水時は長陽大橋橋脚の半分近く水没します。国交省は崩れた30万m3の土砂を撤去するとのことですが、どうやって撤去するのでしょうか?

以上のような点も含め、これまで4通の公開質問状を国土交通省に提出してきましたが、残念ながら回答は全くない状況です。

 

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1月16日付け熊本日日新聞社説

1月16日付け熊本日日新聞社説です。国土交通省に対し、立野ダム建設の説明責任を求める社説です。国交省はこれまで、立野ダム建設に関して住民が提出した4通の質問状に何ら回答せず、住民が何度も要請してきた立野ダム説明会さえ一度も開催していません!

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来年度政府予算案に、立野ダム事業費48億円

来年度政府予算案に、立野ダム事業費48億円が盛り込まれました。熊本地震により、阿蘇外輪山の唯一の切れ目である立野ダム予定地は、いたる所で大規模な土砂崩壊が発生しましたが、国土交通省は立野ダムの工期も917億円もの総事業費も変わらないとしています。

国土交通省の技術委員会の資料によると、「熊本地震後、立野ダムの水没予定地内には約50万m3の土砂が堆積し、ダム完成時までに約30万m3の掘削を行うなどにより、洪水調節のために必要な容量を確保することは可能」としています。30万m3の土砂といえば、10トンダンプ(6m3積載)で5万台分の土砂を運び、処分する必要があります。

また同省は、大半が土砂崩壊したダム水没予定地周辺について「必要に応じて対策工を実施する」としています。それならばダム湖周辺の大半をコンクリートで固める必要があります。

それなのに、事業費は変わらないとする同省の説明はあり得ないものです。他にも、洪水調節ダムとして本当に機能するのか、環境に与える影響はどうなのか。国土交通省は住民の疑問に答えぬまま、説明責任を果たさぬままにダム本体工事に着手しようとしています。

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「立野ダム建設に係る技術委員会に関する公開質問状」の回答について

12月5日、国土交通省九州地方整備局 立野ダム工事事務所に対し、立野ダム技術委員会に関する公開質問状を提出しました。回答期限の12月16日を過ぎた本日まで、これまで提出してきた公開質問状と同様に国土交通省は回答しませんでした。
国土交通省は回答しない理由として、「①上司には正しく伝えている。②疑問に対してはホームページで答えている」と繰り返すばかりです。しかし、国交省立野ダム工事事務所のホームページ「立野ダム建設事業に関するよくあるご質問について」に掲載された国交省の見解は、住民が出した質問に対して肝心な点には全く答えておらず、質問と回答が全くかみ合っていません。
・トップリング岩盤崩壊により、ダム本体と周りの岩盤の間に隙間が生じるような危険性はないのか。
・現地を見ると、山の上から川床まで大きな亀裂が走っている。この亀裂が25の断層ではないのか。
等には、回答すらしていません。
また、「放流孔(立野ダム下部の穴・高さ5m×幅5m)より大きな仮排水路トンネル(直径約10m)が熊本地震による土砂崩壊とその後の洪水でふさがっていますが、放流孔は詰まらないのか」について、国交省は「仮排水路トンネルがふさがったのは、仮排水路トンネル途中の型枠(セントル)が土砂をせき止めたからである。ダム完成後、放流孔には型枠(セントル)のようなものを設置しないからダム放流孔はふさがらない」としています。それならば放流孔の上流側が20㎝ピッチのスクリーンでおおわれることをどう説明するのでしょうか。型枠(セントル)の隙間は20㎝以上あります。
以上のように、「国交省のホームページを見よ」との国土交通省の姿勢は、住民参加の新河川法の精神に反するものです。今後も国交省に対し、質問項目ごとにきちんと回答することと、住民の疑問に直接答える住民向けの説明会を開くことを強く要求します。

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12月5日提出「立野ダム技術委員会に関する公開質問状」

立野ダム技術委員会に関する公開質問状を12月5日(月)午前10時に、国土交通省立野ダム工事事務所 (熊本市東区下南部1丁目4-73)に提出しました。国交省はこれまで、住民が提出した質問状に何ら回答せず、住民が何度も要請してきた立野ダム説明会さえ一度も開催していません。「立野ダムが住民のため」と考えるのなら、国交省は住民の疑問に直接答えるべきです。質問項目は以下5項目です。
1.立野ダム建設予定地の地盤は健全なのか
2.立野ダム水没予定地周辺にどのような地すべり対策をするのか。予算や工期を考えているのか
3.立野ダム完成までに30万m3の掘削が必要ならば、予算や工期を考えているのか
4.立野ダム建設予定地に考慮すべき断層はないのか
5.洪水時に流木などで立野ダムの穴はふさがらないのか
川辺川ダム事業では20年前にダム説明会を開催し、住民の質問に対しても丁寧に文書で回答している資料も公開質問の中で挙げています。公開質問状並びに回答は各報道機関に配信するとともに、当会ホームページで公開します。また12月5日は、これまで提出し、国交省より何ら回答を得ていない3通の公開質問状も改めて提出しました。以下、公開質問状のpdfファイルです。

12月5日に提出する公開質問状→立野ダム技術委員会に関する公開質問状2016-12-5

昨年11月に提出した公開質問状→公開質問状2015-11-26

2013年11月に提出した公開質問状→公開質問状2013-1115

2013年10月に提出した公開質問状→公開質問状2013-10-1

提出時の様子と新聞記事です↓

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11月6日(日)熊本地震と立野峡谷写真展

11月6日(日)11時~16時、熊本市のサンロード新市街で「熊本地震と立野峡谷写真展」がありました。多くの人が足を止め、写真を見ていました。南阿蘇長陽出身の方は「こういう形で紹介してもらって感謝している。立野ダムはいらん」と。柱状節理について質問する人、キャニオニングの写真を見て「こんなことがやられていたんですね。すごい」。鮎帰の滝の地震前と後の写真、長陽大橋とそれに至る道路の破損状況の写真にびっくりする人等々、立野ダムのことを説明すると、びっくりして「とんでもない」。RKKの夕方のニュース、7日付読売新聞が写真入りで報道しました。

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10月15日緊急学習会パート2「熊本地震と立野ダム」を開催

10月15日(土)、パレアで行われた緊急学習会パート2「熊本地震と立野ダム」は、約120名の参加者で会場はほぼ満席となりました。崇城大学名誉教授の村田重之先生(土質工学・防災工学)が、「阿蘇の過去の豪雨災害から立野ダムを考える」と題して講演。阿蘇では過去、豪雨で大きな土砂崩れを繰り返し、スギ・ヒノキを中心とした植林が土砂とともに大量に流出したこと。それらが、橋に引っ掛かり被害を拡大したこと。5m四方の立野ダムの穴はそれらでふさがってしまうこと。ダムではない治水に工夫を凝らすこと。災害に強い森林につくり替えていくことが重要であること等が語られました。

以下、当日の村田先生と、事務局からのプレゼン(pdfファイル)です。

村田重之先生講演2015-10-15

緊急学習会2熊本地震と立野ダム20161015

以下、当日の村田先生と事務局からのプレゼン(動画)です。ご覧ください!

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毎日新聞記事2016.10.19です。

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10月15日(土)18:30 「熊本地震と立野ダム」毎日新聞記事

明後日の緊急学習会パート2「熊本地震と立野ダム」の開催が毎日新聞に掲載されました。ぜひご参加ください!
■緊急学習会パート2「熊本地震と立野ダム」
●とき 10月15日(土)18:30開会
●場所 パレア会議室1(鶴屋東館9階)
●講演「阿蘇地域の過去の豪雨災害から立野ダムを考える」
講師 村田重之先生(崇城大学名誉教授)

●入場無料
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10月15日(土)緊急学習会パート2「熊本地震と立野ダム」

国土交通省は今年8月、技術委員会で「立野ダム建設に問題はない」と結論づけ、来年度にも立野ダム本体工事に着手しようとしています。そこで、土砂災害の第一人者である村田重之氏をお招きし、緊急学習会パート2を開きます。ぜひご参加ください!

緊急学習会パート2「熊本地震と立野ダム」

●とき 2016年10月15日(土)午後6時30分開会
●場所パレア会議室1(鶴屋東館9階)
熊本市中央区手取本町8 番9 号TEL096-355-4300
●講師村田重之氏(崇城大学名誉教授)
演題「阿蘇地域の過去の豪雨災害から立野ダムを考える」

●入場無料

共催?? 立野ダムによらない自然と生活を守る会? ダムによらない治水・利水を考える県議の会
立野ダムによらない白川の治水を考える熊本市議の会
連絡先 熊本市西区島崎4丁目5-13? 中島康 電話 090-2505-3880

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会報クマタカ14号

会報クマタカ14号を発行しました。10月15日の緊急学習会パート2「熊本地震と立野ダム」のチラシも同封しています。会員になっていただけそうな方や、ご協力いただけそうな方に郵送したいと思います。希望送付先を事務局あてにお知らせください!

事務局→ogthawks7@ybb.ne.jp

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pdfファイルです→立野会報クマタカ14号2016.10.2

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