7月29日 立野ダム予定地での国交省の「説明」

7月29日、国交省主催の「白川復旧・復興対策現地見学会」に参加しました。白川改修の4地点での見学の後、立野ダム建設予定地上流の仮橋上で説明がありました。7月25日に提出していた公開質問状への回答は一切なく、その場での質問に対しても「ホームページを見るように」と繰り返すばかりで、驚きました。住民の質問に答えずに、何のための見学会なのでしょう。

「ダムの穴の上流側を覆うスクリーン(柵)をふさぐ流木は丸太状になっているから、ダムの水位が上がれば浮いてくる」との説明に「流木から外れた枝や根はスクリーンの隙間に詰まるではないか」と質問したら「枝や根はスクリーンの下の穴を通り下流へ流れる」。「周囲の山が地震で崩れていてるのに大丈夫か」との質問に対しては「林野庁の管轄だ」。仮排水路出口への仮設道路(写真の左岸側)は7月上旬の増水で流失しているにもかかわらず「復旧した」と虚偽の説明をする始末。「時間が押している」と言って、質問は途中で打ち切られました。

見学会の開催は、一般の人は国交省立野ダム工事事務所のホームページを開かないとわからないのに、参加者は定員いっぱいの15名いて驚きました。隣の人に聞いてみたら、「白川流域リバーネットワーク」という国交省のホームページに載っている団体に国交省から参加要請があったようでした。

熊本地震とその後の増水で、約500mの長さのうち上流側の半分が埋まっている仮排水路トンネルの復旧が、1年以上たっても全く進んでいないことが分かりました。仮排水路トンネルは出口(下流側)から復旧するそうですが、仮排水路出口への仮設道路が7月上旬の増水で流されているので、仮排水路トンネルの復旧にはまだまだ時間がかかりそうです。下記は、昨日配布された資料です。

本日の毎日新聞記事です。

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