11月27日、熊本県知事あてに「阿蘇の世界文化遺産認定を台無しにする立野ダム事業再考を求める要望書」を提出しました。県知事に、阿蘇の貴重な自然遺産、文化遺産を破壊する立野ダム計画について、熊本県として再考することなどを要請しました。
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熊本県知事に立野ダム再考を求める要望
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国土交通省、極秘裏に立野ダム仮排水路工事に着手
昨年11月26日、立野ダム仮排水路トンネル工事の安全祈願祭が行われたと報道されました。住民に対し何の連絡もなく、報道機関にさえも伝えずに、またこれまで住民が要請してきた住民向け説明会も一切開かぬままに、国交省は11月初めにすでに着工していたのです。事業中止となった川辺川ダムでは、仮排水路トンネル工事は1999年にすでに完成していました。その9年後に、蒲島知事は川辺川ダム建設反対を表明したのです。立野ダムが仮排水路が完工するまでに3年半が予定されています。その間に世論を盛り上げ、未来の子どもたちのために立野ダム建設も中止させましょう!
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熊本市長選挙に立候補を表明された方への「立野ダム問題に関する公開質問状」の回答
11月16日投開票の熊本市長選挙に立候補を表明された、石原やすなり氏、大西一史氏、下川寛氏(五十音順)に、立野ダム問題に関する公開質問状を、「立野ダムによらない自然と生活を守る会」より10月1日に送付しました。公開質問状の回答が出そろいましたので、各報道機関に配信するとともに、当会ホームページでも公開いたします。
1枚目…立野ダム問題に関する公開質問状
2枚目…石原やすなり氏の回答
3,4枚目…大西一史氏の回答
5枚目…下川寛氏の回答(五十音順)
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立野ダムの仮排水路着工を阻止しよう!大集会&パレード
10月26日、立野ダムの仮排水路着工を阻止するために、初めて屋外での大集会を開き、熊本市中心街をパレードしました。約150名の参加者があり、大成功に終わりました。参加された皆様、ご協力いただきました皆様、カンパをくださった皆様、本当にありがとうございました。阿蘇の大自然と白川の清流を未来に手渡すために、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
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10・26大集会&パレード~仮排水路着工を阻止しよう!
国土交通省は、立野ダムの仮排水路工事に11月にも着工すると表明しています。仮排水路着工を阻止し、人類の遺産である阿蘇の大自然と白川の清流を未来に手渡すために、大集会を開き、熊本市繁華街をパレードします。皆様方のご参加をお待ちしております。また、多くの方々に参加を呼び掛けてください。
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会報クマタカ8号
皆様へ
10月18日に発行しました、「立野ダムによらない自然と生活を守る会」の会報クマタカ8号(4ページ)です。会員になっていただける方はogt-hawks@s8.kcn-tv.ne.jp緒方までメールをいただければ、会報と資料などを郵送いたします。年会費は一口1000円です。阿蘇の大自然と白川の清流を未来に手渡すために、どうぞよろしくお願い致します。
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8月17日(日)立野ダム予定地現地調査
●立野ダム予定地現地調査 日程 8月17日(日)
10:00 旧立野小学校集合
10:20~10:40(徒歩)旧立野小学校近くから立野ダム建設予定地見学
10:40~11:20(徒歩)黒川第1発電所まで立野渓谷を歩いておりる
11:30~12:00(車で移動)長陽大橋から立野ダム水没予定地見学
●集合場所 旧立野小学校(熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字立野1596)
●参加費 現地調査のみ:無料 交流会:2000円(小学生以下無料)
●問合せ 立野ダムによらない自然と生活を守る会 中島康 電話090-2505-3880
●JR利用の方(各駅停車。主な駅のみ書いています)
熊本駅8:44→新水前寺8:53→光の森9:12→大津9:23→立野9:37
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6/13up :国交省主催の白川改修学習会@6/15(土) am9~12時
国交省主催の白川改修学習会があります。
子飼橋ぎわの「白川わくわくランド寺子屋」で、
「九州北部豪雨災害を受けて 小磧橋から明午橋までの工事」
6月15日(土)午前9時~12時まで。
9時、熊本市の同ランド(白川地域域防災センター集合。
国土交通省白川出張所の清本克章所長が案内。
小碩橋から龍神橋、明午橋周辺で進む工事や今後の計画など白
川の川づくりを学ぶ。定員15人。参加費100円(保険代)。
とのことです。
ぜひご参加ください!
同ランドtel:096(346)5454
詳細は以下のサイトに掲載してあります。
http://www.wakuwaku-land.go.jp/event/20130615.html
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11/24up: 「ダム解体の時代へ」田中優の“持続する志”
転載します。
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田中優の“持続する志”
優さんメルマガ 第185号
2012.11.24発行
※このメルマガは転送転載、大歓迎です。
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□◆ 田中 優 より ◇■□■□
「ダム解体の時代へ」
▼ 脱原発の裏で進むダム建設
原発問題がクローズアップされる一方で、こっそり進められているものがダム建設だ。
かつて象徴的に言われていた西の「川辺川ダム」、東の「八ツ場(やんば)ダム」。
川辺川ダムは知事の決定によって一応は止まっているが、八ツ場ダムは推進されている。
戦後のはげ山から森が回復したことで、流れ出る水はずっと減っているというのに。
どこにダムが必要な理由があるというのか。他の地域で進められるダムも推して知るべ
しだ。
北海道から沖縄まで、ダム建設が進められる。どれも合理的な理由は見当たらない。
見当たるのは地方であえいでいる建設会社のわずかな利益と、原発が作れなくなった
ゼネコンの利権、政治家たちのだみ声だけだ。
北海道の静内にある二風谷ダム。堆積した砂によってわずか5年で貯水池が埋まり、
そのせいで上流に洪水をもたらし、あてにしていた「苫小牧東部開発(苫東開発)」は
企業が来なくて水は売れず、発電もできない。ダムの造られた沙流川は「砂が流れる川」
という意味なのだから、最初から埋まることはわかりきっていた。しかしその上流に、
さらに役立たない平取ダム建設が計画され、これに対する「有識者会議」は「他の選択
肢よりも有利」と答申し、建設されようとしている。
数年前、レンタカーを借りてダム予定地に出かけてみた。低い山が連なる中、ここしか
ないだろうと考えて車を停めた谷こそダム予定地だった。
役立たずに砂で埋まったとき、有識者の皆様には賠償してほしい。北海道のサンルダム
も全く同様に意味がない。推進する下川町は、森の保全で名ばかり有名になっているがダ
ム建設で川を壊している。
愛知県の豊川には、すでに工業用水道と水害防止、河川維持用水を理由にして設楽
(したら)ダムが建設されようとしている。しかし水はこれまでの開発で十分にあるし、
水害地点とされる場所ではほとんどダムは役立たない。流域のアユの生息を理由にする
「河川維持用水」に至っては、ダムがない方がよほどいい。山口には成瀬ダム、長崎に
は石木ダム、熊本には立野ダム、全国津々浦々に数限りなくダムが新設されようとして
いる。
山形の清流、小国川には意味不明な「穴あきダム」が予定される。穴あきダムは洪水
のときだけ水を少しずつ流すためだけのものだ。地元の漁協は完全に拒否しているのに
ダム建設を止められない。
「有識者」とは、「思慮も知識もないが、物分りだけはいい」人を指す言葉でしかな
い。その議事録を見ると驚く。かつて洪水が起きたとされる場所は高台の上だ。川の水
が坂を上り、高台に上るというのか。もちろん現実には起きていない。しかしそれを防
ぐのにダムが必要で、それが最も安い方法だという。
無能な有識者を弾除けにして、官僚・ゼネコン・政治家たちが国土を壊し続けている。
▼むごい未来を残す開発
子どもの頃、近所の小川でたくさん遊んだ。魚やシジミを取り、川沿いの林で虫取り
したり栗拾いやクルミを取って遊んだ。ぼくがダムに反対するのは、そこにある生き物
たちを追いやるのがいやなのだ。
ぼくは自分が虫だったらどこに集まるかと考え、魚だったらどうするか考える。その
大切な友人たちの棲み家を失わせるのはしてはいけないことだと思うのだ。
ぼくは保守主義者だ。再生できないのに自然や生き物たちの棲み家を壊し、未来の
子どもたちの育つ場を奪っていく。多くの人はすでに清流を知らない。
たとえば川に入って足元がぬるぬるするのはダムのせいだ。水は貯めると腐ると言わ
れるように、ダムで水を貯めれば水は微生物だらけになる。その微生物が下流の石の
周囲で懸命に生き残ろうとするからぬるぬるになるのだ。もはや上流にダムのない川は、
全国にほとんどない。
もっと以前には、川は魚を踏まずに渡ることはできなかった。産卵期になると、遡る
魚群によって川は黒く盛り上がり、その魚を狙う動物たちで賑わう場になっていた。
海外ならまだ見ることができるが、日本では失われてしまった。
水生昆虫が多いことが魚を支え、魚が動物を支え、その動物たちが森に養分を届けて
いく。アイヌは川を海から遡るものと考えるように、山の養分は生き物たちの遡上なのだ。
本当はこの美しい景色の話をしたい。しかしいまや失われてしまったのに、子どもたちに
伝えたとしても酷なだけだ。そう思うと言葉を失う。
「この水の色、神秘的ね」
『それはダムのせいで水が腐ってしまった色だ』、
「鯉がいるから水がきれいなのね」
『鯉は水が汚れていないといられない魚だ』、
「やっぱり地場のウナギはおいしいわ」
『この皮の厚さは中国産だ。国内のウナギは絶滅寸前、ウナギがおいしいむつ小川原は、
六ヶ所村再処理工場からの放射能汚染が見つかっている』…。
▼ダム建設からダム解体の時代へ
この秋、産卵のために琵琶湖に遡上するはずのアユの数が以上に少なかった。あち
こちで異常に数が少ないと聞く。琵琶湖のアユが各地に放流されているアユの元だ。
各地の川はダムや河口堰に阻まれ、自然にアユが遡上できない。
しかし今年、ダムが解体され始めた球磨川の荒瀬ダムではウナギが戻ってきたそうだ。
来年はアユがたくさん遡上しそうだが、その少し上流には瀬戸石ダムがまだ残されてい
る。ダムを造ることより解体すべきなのに、未だに無意味なダム建設が進んでいく。
全国で水は余っている。人口も減っているのになぜダムを造るのか。いまや発電用の
ダムは造られていないし、世界的に流れを壊さない小規模水力発電が主流になっている。
下流域の治水のためなら、人口集中地域の上流に遊水地を造ればいい。氾濫原だった
はずの低湿地は人の住まないエリアに戻せばいい。それは今、アメリカで進められてい
ることだ。
原発神話は福島原発事故で壊れ始めた。しかしダム神話は未だに根深く根付いたままだ。
ダムは安全ではないし、いつかは流れてきた土砂に埋まる。さらに巨大ダムは群発地震を
招く。いまや川はどぶに変わり、人々が集える空の広い場所ではなくなってしまった。
地球は人間のものではないし、ましてやゼネコンや官僚たちのものではない。いまや
日本の川の水の半分以上が取水されて管路を通る。その水を川に戻そう。人間は、一時
だけ地球に間借りする存在に戻るのがいい。
ダムは造るときを終えて、解体すべき時期に入っている。
(※ 川崎市職員労働組合様へ寄稿したものを、好意を得て転載しています。)
★ 田中優ブログにて「降雨量と直接流出量の変化」のグラフを添付しています。
http://tanakayu.blogspot.jp/2012/11/blog-post_8746.html
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◇■ 11月27日(火)愛知・日進市「これからのエネルギーを考える」 ■◇
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田中優講演会
「これからのエネルギーを考える ~原発のない社会へ私たちに出来ること~」
日時 11月27日(火) 10:00~12:00
会場 日進市民会館 小ホール
参加費 組合員 無料 /組合員外の方は資料代200円
主催 生活クラブ生協 脱原発活動推進プロジェクト
申込 愛知本部 052-806-5871 担当:津島
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◇■ 12月の天然住宅バンクミーティング ■◇
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どなたでも参加できる、天然住宅バンクのミーティングです。
田中優ももちろん出席します。
日時 12月18日(火) 19:00
場所 東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル4F
参加費 無料
▼お申し込み受付はこちら
http://tennen.org/bankentry.html
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◇■ 11月~12月講演会情報 ■◇
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11月25日(日) 13:00 日本教育会館ホール(東京)
11月27日(火) 10:00 日進市民会館 (愛知)
11月29日(木) 18:30 益田市合同庁舎 5階(島根)
11月30日(金) 10:00 +R リンケンモデルハウス(島根)
12月 1日(土) ピースボート脱原発クループ
~ 4日(火) 福岡→韓国・釜山→沖縄
12月 6日(木) 18:00 EROSA(宮崎市)
12月 7日(金) 18:00 地域交流センター歩歩路(静岡・島田市)
12月 8日(土) 10:35 地球市民かながわプラザ(横浜市)
12月 9日(日) 12:00 吉祥寺ROCK JOINT GB (東京)
12月15日(土) 仙台
12月16日(日) 14:30 クーポール会館(静岡市)
12月18日(火) 19:00 ASKビル4F (東京・新宿)
12月21日(金) 10:30 神奈川県民ホール(横浜市)
各講演会の詳細は随時 田中優公式HPの講演会情報にアップされています。
こちらもご参考くだい。
http://www.tanakayu.com/ または http://goo.gl/7nHH1
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活動支援金 525円/月(登録初月は無料)活動を応援くだされば嬉しいです。
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