川辺川ダム環境アセス配慮書の問題点

「川辺川の流水型ダムに関する環境配慮レポート」に対して、私が所属する自然観察指導員熊本県連絡会からも意見書を提出しました。

短い期間に、しかも河川整備計画に対する意見書提出、公述もある。短い間に300ページ以上あるレポートを読んで意見をいうのは、ものすごく大変です。
そのことを冒頭に下記のような意見書を出しました。

まだまだ、個々の評価項目、種についていえば、問題点は沢山あるのですが、とても限られた時間で検証して書ききれるものではありません。
意見の主な趣旨です。

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1.意見の内容 :意見提出の期間が短すぎるし、周知が不十分である。

2.意見の内容:環境配慮レポート作成においても、複数案の検討を行うべきであった。

3.意見の内容:環境配慮レポートは、流水型ダムの構造などが明らかになって手続きを進めるべきであった。

4.意見の内容:水環境の影響予測に、足羽川ダムを使用したのは適切でない。

5.意見の内容:予測・評価のすべてにおいて、「貯留型ダムと比べて、影響は小さいと思われる」という記述は不適切である。

6.意見の内容:クマタカなど重要な種についての予測評価が不十分である

7.意見の内容:九折瀬洞窟に関しては生態系の「特殊性」として位置付けるべきであり、その評価も不十分である

8.意見の内容>移動性の動物や洪水時に流される贓物への予測・調査・評価は不十分である。

9.意見の内容>ダムの存在により起こる上下流の河床の横断的・縦断的な連続性、及び堆積土砂に対する予測・評価が不十分である。

10.意見の内容:球磨川の既存ダムの影響を検証・評価し、配慮書作成に生かすべきである。

11.意見の内容:今後の方法書公表前には住民に事前説明を行い。意見募集の期間を長くするべき。

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(報告:つる詳子)

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