川と地域社会 ~焼畑と子守唄の山村が歩んだ100年~

 球磨川最大の支流、川辺川。その上流部に位置する熊本県球磨郡五木村は、その面積の96%を山林が占めています。子守奉公のつらさを歌った「五木の子守唄」でも知られ、村では1980年代まで焼畑が営まれていました。

 静かで平和な山村は、1966年の川辺川ダム計画発表により「ダムに沈む村」とされ、50年以上の間ダム計画に翻弄されてきました。

 川辺川ダム計画は、流域の声を受けて、2009年に国が一度中止しましたが、昨年7月豪雨後に再び計画が復活しています。

 村の暮らしの中にダムが来るとはどういうことか。ダム計画が地域社会にどのような影響を与えるのか、ダムと村の地域振興を見つめてきた女性と、村議会議員の女性にお話を伺います。

■日時:

2021年2月25日(木)19:00-20:30

■話し手:
寺嶋 悠さん

福岡県出身。川辺川ダム問題を通して五木村を知って以降山村の生活文化に魅了され、2011年から村に移住。熊本市へ転居した現在も村の物産振興や観光に関わりつつ、山の暮らしの聞き取りを続ける。

黒川 麻里子さん

岩手県盛岡市出身。2015年、東京のIT企業を退職し、地域おこし協力隊として五木村へ移住。観光地域振興の業務に2年間従事した後、村議に立候補、当選。現在、五木村議会で唯一の女性議員であり、五木村グリーンツーリズム研究会会長も務める。

■会場:

オンライン会議システムのzoomを使います。

■参加費:

無料

■申込方法:

こちらの申し込みフォームからお申込みください。メールにてzoom会議参加用のリンクをお送りします。

■告知動画:

こちら

■主催:

「気候危機と水害:ダムで暮らしは守れるか?」連続セミナー実行委員会

■協力:

アーユス仏教国際協力ネットワーク、国際環境NGO FoE Japan、メコン・ウォッチ

■お問合せ:

「気候危機と水害:ダムで暮らしは守れるか?」連続セミナー実行委員会
TEL: 03-6909-5983(FoE Japan事務所内)
Email: hatae@foejapan.org

第1回・3回のご案内

【第1回】2月15日(月)19:00~20:30 川と人びとの暮らし~球磨川川辺川の過去・現在・未来を考える~(つる詳子さん)

【第3回】3月2日(火)19:00~20:30 川と共に生きる~7月4日球磨川水害を超えて~(堀尾 里美さん)