「山が水を貯める力」について考える~森林保水力ってなに?~  

2020年7月の球磨川水害では、人的被害や家屋の被害の多くが、本流の増水ではなく支流の増水によるものであること、支流からは水だけでなく流木や土砂も一緒に流れてきたことが指摘されてきました。

 支流の上流の森林の状態については、昔と様子が変わっている、手入れが追い付かない、多くの山で大規模の皆伐が行われている、山の保水力がなくなっている、といった意見が聞かれます。

 国や県が(緑の)流域治水を打ち出す中、球磨川流域の約8割を占める森林にどのような課題があり、解決手段があるのか、森林の保水力の観点から模索します。

手入れの行き届いた山林
支流上流部で深層崩壊した山林
■日時:

2022年6月25日(土) 13:30-15:00 ※オンラインとリアル会場(スクリーン視聴)のハイブリッド開催

■報告(オンライン):

蔵治 光一郎さん(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)

1965年生まれ、東京大学農学部林学科卒、同大学院博士課程修了。専門は森と水の科学、森と水と人の関係。東大演習林、球磨川流域、矢作川流域、熱帯林などをフィールドとして現場のニーズを踏まえた実践的な研究を推進してきた。編著書に『緑のダムの科学-減災・森林・水循環-』『「森と水」の関係を解き明かす 現場からのメッセージ』など、訳書に『水の革命 森林、食糧生産、河川、流域圏の統合的管理』など。

■開催方法・会場:

※Zoomによるオンラインならびに会場開催の併用となります。お申込み時に「オンライン参加/会場参加」のいずれかをお知らせ下さい

※講師はオンラインでの報告となります。

視聴会場 … 球磨村神瀬木屋角 大岩邸(乗光寺近く)、八代市坂本町片岩「みちのけ、」(くま川ワイワイパーク近く)

■参加費:

無料

■申込方法:

こちらの第1回セミナー申し込みフォームからお申込みください。オンライン参加の方には、後日メールにて、後日zoom会議参加用のリンクをお送りします。

■主催:

球磨川流域と私たちの暮らしの在り方を考えるプロジェクト(「気候危機と水害:ダムで暮らしは守れるか?」連続セミナー実行委員会)

■協力:

アーユス仏教国際協力ネットワーク国際環境NGO FoE Japanメコン・ウォッチ

■お問合せ:

Email kumagawa.mirai@gmail.com