五木村の大皆伐地と大崩落

五木村の大皆伐地と大崩落地を東大の蔵治光一郎先生と歩く。

ずっと先まで、皆伐地が広がる。その先が崩落しているようだがとてもいけない。
谷からの土砂で埋まった道路は、2年たった今でも放置されたまま。しかし、ここは分収林。そのうち皆伐が始まるのだろう

大皆伐地はほとんど土砂止めも再植林もしていない。まだ皆伐されてない人工林内のあちこちに「分収林」の看板があり、契約期間2022年とある。50年経過しても間伐がされてないので、径が小さなものが多い.。建築材にはならず、B材、C材として売られるのだろう。大崩落地は、もう成すすべないほどに崩落しているが、砂防ダム建設中であった。今度崩れたら、1回で埋まってしまいそうである。地元の方はシカの食害と言われていたが、崩れ始めは人工林のようである。

崩落は砂防ダム上流の谷は土石で埋め尽くされている。これは下から上を見上げた写真。崩れ始めからここまで600mほど続いている。

かなりな急斜面、応急対策は砂防ダムしかないのか。いや長期的な対策はあるのか、途方にくれる。 五木村は幸いに今回は下流に比べたら雨が降っておらず集落への被害はなかった。でも将来を見据えた森林政策に方向転換してほしい。

建設中の砂防ダム。上流の土石が落ちてきたら、1回で埋まりそう。

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