川と人びとの暮らし ~球磨川・川辺川の過去・現在・未来を考える~

 熊本県南部を流れ、尺鮎と呼ばれる大型の鮎を産する清流として知られる球磨川は、全国でも珍しいユニークな歴史を歩んできました。

 球磨川最大の支流川辺川に、国が計画した巨大ダム「川辺川ダム」は、流域住民の反対により2008年に一度中止に。球磨川下流にあった荒瀬ダムは、住民からの強い要望を受け、2018年に完全撤去され、日本初のダム撤去事例となりました。

 ダムのない川を活かした地域づくりが進んでいた中、昨年7月、球磨川流域を記録的豪雨が襲い、甚大な被害が起きました。国は川辺川ダム計画を復活させ、流域治水の柱に据えています。

 ダムのない川を活かした地域づくりが進んでいた中、昨年7月、球磨川流域を記録的豪雨が襲い、甚大な被害が起きました。国は川辺川ダム計画を復活させ、流域治水の柱に据えています。

 河川政策によって川がどう変化したか、また、環境や地域のためには今後、どのような河川開発が望ましいのか。地域で長年、環境と人の暮らしを見つめ続けてきた つる詳子さん に、球磨川が抱えてきた問題、昨年の水害、そして地域の暮らしと共にある未来の川について語っていただきます。

■日時:

2021年2月15日(月)19:00-20:30

■話し手:

つる詳子さん

豊かな球磨川をとりもどす会事務局長、美しい球磨川を守る市民の会事務局長、自然観察指導員熊本県連絡会会長、坂本町復興支援チーム ドラゴントレイル(チームドラゴン)事務局長。球磨川河口の八代市で暮らしながら、球磨川の豊かさを伝えるため、球磨川流域や八代海での自然観察や調査を続けている。昨年の水害からは復興のために奔走している。

■会場:

オンライン会議システムのzoomを使います。

■参加費:

無料

■申込方法:

こちらの申し込みフォームからお申込みください。メールにてzoom会議参加用のリンクをお送りします。

■告知動画:

こちら

■主催:

「気候危機と水害:ダムで暮らしは守れるか?」連続セミナー実行委員会

■協力:

アーユス仏教国際協力ネットワーク、国際環境NGO FoE Japan、メコン・ウォッチ

■お問合せ:

「気候危機と水害:ダムで暮らしは守れるか?」連続セミナー実行委員会
TEL: 03-6909-5983(FoE Japan事務所内)
Email: hatae@foejapan.org

次回ご案内

【第2回】2月25日(木)19:00~20:30 川と地域社会~焼畑と子守唄の山村が歩んだ100年~(寺嶋 悠さん、黒川 麻里子さん) 

【第3回】3月2日(火)19:00~20:30 川と共に生きる~7月4日球磨川水害を超えて~(堀尾 里美さん)