ダムに奪われる暮らしと環境 ー石木川の自然の尊さを守るためにー

 長崎県川棚町の川原(こうばる)地区には、石木川という美しい川が流れています。

 この川に、隣接する佐世保市への水供給と下流域の洪水防止を目的に、約60年前に石木ダムが計画されました。現在、長崎県と佐世保市によって、架空の水需要と治水効果を目的に掲げて工事が進んでいますが、水没予定地には、13世帯50名の住民のみなさんが暮らし、毎日工事現場での座り込みを続けられています。

 この小さな石木川は、実は生物多様性の宝庫で、希少な種が多くいます。しかし保全対象にすらされず、環境影響がまったく無視されています。

 先日、地元で「市民による石木ダム事業評価監視委員会」が開かれ、治水、利水、地域政策、環境影響の側面の問題が改めて明らかになりました。
 今回のセミナーでは、石木ダム計画の問題点、特に環境の視点から見た石木川の豊かさと、ダムにより予想される影響について報告します。

■日時:

2024年7月23日(火)19:30-21:00予定 ※Zoomウェビナーによるオンライン開催

■報告:

【報告1】「石木ダム問題とは何か?」

松本 美智恵さん(石木川まもり隊)

10数年前、関東から佐世保市に移転した際、町中で見かける石木ダム推進の標語を目にして関心を持ち、実際にこうばるの住民の話を聞き、ふるさとで暮らし続けたいというその思いに衝撃を受ける。その後、「石木川まもり隊」を立ち上げ、情報を発信。共感して集まった市内の人びと共に、グループ「石木川まもり隊」のメンバーとして石木ダムを止めようと活動を続けている。

【報告2】「守るべき石木川の自然の価値から石木ダムを考える」

つる詳子さん(自然観察指導員熊本県連絡会会長、当団体代表)

自然観察指導員熊本県連絡会会長、美しい球磨川を守る市民の会事務局長、坂本町復興支援チーム ドラゴントレイル(チームドラゴン)事務局長、当団体代表。球磨川河口の八代市で暮らしながら、球磨川の豊かさを伝えるため、球磨川流域や八代海での自然観察や調査に30年に渡り取り組む。豪雨災害以降、復興支援と山林と水害の関わりについて調査を続けている。

今回のセミナーでは「市民による石木ダム事業評価監視委員会」での報告を元に、さらに深くお伝えする。

■開催方法:

Zoomによるオンライン開催(要申込み)

■参加費:

無料(要申込み) 

■申込方法:

こちらのセミナー申し込みフォームからお申込みください。折返し、メールにてzoom会議参加用のリンクをお送りします。

■主催:

球磨川流域と私たちの暮らしの在り方を考えるプロジェクト(「気候危機と水害:ダムで暮らしは守れるか?」連続セミナー実行委員会)

■協力:

アーユス仏教国際協力ネットワークメコン・ウォッチ

■お問合せ:

Email kumagawa.mirai@gmail.com 

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