ここ数年来、路木ダムを中止させるための運動は、天草を中心に漁師、真珠養殖業、市民グループなどの人たちで進めてきましたが、さらにより多くの人たちに 呼びかけていくため、新たに「再検証を求める」という趣旨で訴えていくことを目的とし「天草・路木ダムの再検証を求める全国連絡会」は2010年10月に23団体の賛同を得て結成しました。

 

路木川の清流
路木川の清流

今後の活動日程

4月9日午後2時~ 路木ダム裁判報告集会

詳細はチラシをダウンロードしてご覧ください.

高裁判決 迫る!! ― 路木ダム裁判報告集会のお知らせ
4月9日(土) 午後2 時~午後4 時
市民センター第2会議室/入場無料
主催 路木ダム訴訟原告団
天草・路木ダムの再検証を求める全国連絡会
子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会
20160409.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 354.3 KB
ダウンロード

公開質問状への回答が届きました

                          2016年2月6日

2016年熊本県知事選挙 路木ダム問題についての公開質問状回答
2016年県知事選-路木ダム問題-公開質問状回答.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 132.3 KB
ダウンロード

熊本県知事選立候補予定者へ公開質問状を送付しました

                                                              2016年1月22日

任期満了に伴う熊本県知事選の日程:3月10日告示、27日投開票

現時点での立候補予定者:現職の蒲島郁夫氏、前熊本市長の幸山政史氏、弁護士の寺内大介氏の3名

2016県知事選立候補予定者路木ダム問題公開質問状
2016県知事選立候補予定者路木ダム問題公開質問状.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 145.8 KB
ダウンロード

            以下、過去のお知らせの記録です

観察会第2 弾!再発見! 天草の森・川・海-川がつなぐ古江岳の照葉樹林と羊角湾の干潟と海-

日時:2015年11月27日

チラシ
日時2015 年12 月5 日(土)観察会~ 6 日(日)シンポジウム
kansatukai2.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 732.1 KB
ダウンロード
趣意書
kansatukai2-syuisyo.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 362.2 KB
ダウンロード

6月26日(金)路木ダム公金支出差止め訴訟控訴審

13:30門前集会14:00口頭弁論
福岡高等裁判所●505号法廷
(福岡市中央区城内1-1福岡高裁本館5階)

5月16日路木ダム問題ブックレット出版記念イベント「再発見!天草の森・川・海 ー川がつなぐ古江岳の照葉樹林と羊角湾の干潟と海」を開催します。

チラシ
rogi20150516.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 342.7 KB
ダウンロード
趣意書
rogi20150516s.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 135.4 KB
ダウンロード

 昨年12月に出版した路木ダム問題ブックレット『森と川と海を守りたい-住民があばく路木ダムの嘘』がおかげさまでご好評をいただきました。ブックレット編集委員会では、このブックレットで紹介している古江岳、路木川、羊角湾の価値を改めて訴えていくために現地見学会を開催することにしました。
 単に見学するだけでなく、森・川・海のつながりや生態系のバランスの重要性、そしてそれらを再認識することが天草の地域再生の第一歩になるという視点で開催します。現地見学会では、ブックレットの執筆者が説明します。皆様のご参加をお待ちしています。


「再発見!天草の森・川・海
ー川がつなぐ古江岳の照葉樹林と羊角湾の干潟と海」


日程:

2015年5月16日(土)12:00
天草市河浦町 久留公民館(天草市河浦町久留217番地2、旧天草市一町田小学校第一分校、国道266号線沿い。当日は看板が出ています)集合。羊角湾、路木地区、路木川プール、路木ダム、古江岳の照葉樹林を見学。本渡に移動し、懇親会、宿泊。

2015年5月17日(日)13:30
天草市民センター第2会議室でシンポジウム

パネラー:金井塚務さん(広島フィールドミュージアム代表)

     吉崎和美さん(天草自然研究会代表)

     洲崎昭重さん(「再発見!天草の森・川・海」実行委員会代表)

参加費用:資料代1000円(保険料込み)+宿泊費+交通費+懇親会費

連絡先:岡崎080-5800-7400 中島090-2505-3880嶽本090-7988-4324

路木ダム問題ブックレットチラシ(最新版)
是非ダウンロードしてチラシをご覧ください。
rogi-booklet2015.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 302.2 KB
ダウンロード

天草・路木ダム問題 ブックレットを出版しました!

森と川と海を守りたい

ー住民があばく路木ダムの嘘ー

 

路木ダム建設が、ここまで一方的か

つ強行に進められてきた実態と真実を

明らかに解説しています。今後、私た

ちにどのように関わってくるのか! 

ぜひお読み下さい。

 

 

ー出版記念会にご参加下さいー

・日時 2014年12月13日(土)

   18〜20時

・場所

 天草プラザホテルアネックス 3階
 カトレアホール
天草市太田町16−1   
 電話0969−23−3000 

・会費  5,500円
(本を1冊プレゼントします)

お申し込みは 11月30日(日)まで 

0969−46−1130 笠井まで

天草・路木ダム問題 ブックレットを出版しました!
ブックレット出版と出版記念パーティのご案内です
rogi-booklet.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 954.7 KB
ダウンロード

11月10日(月)路木ダム公金支出差止め訴訟控訴審〔福岡高裁)

13:30 門前集会 14:00 口頭弁論    

福岡高等裁判所501号法廷 (福岡市中央区城内1-1福岡高裁本館5階)

2014-11-10路木ダム公金支出差し止め訴訟控訴審参加呼びかけチラシ
rogi20141110.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 307.5 KB
ダウンロード

10月11日(土) 川のシンポジウム2014

なぜ公共事業は変わらないのか? 九州のダム問題から考える

日時:2014年10月11日(土) 
(13時半開場)14時から17時まで

場所:アクロス福岡会議室607
講演:五十嵐敬喜弁護士
(元法政大学教授、元内閣官房参与)

現地からの報告
・石木ダム問題(長崎県)
・路木ダム問題(熊本県)
・立野ダム問題(熊本県)

パネルディスカッション
・五十嵐敬喜(弁護士、元法政大学教授、元内閣官房参与)
・石木ダム建設絶対反対同盟関係者
・路木ダム裁判原告団関係者
・立野ダムによらない自然と生活を守る会関係者

参加費:500円
主催:川のシンポジウム2014実行委員会 
問い合わせ:土森(080-3999-9928

川のシンポジウム2014チラシ
20141011.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 978.8 KB
ダウンロード

8/4 路木ダム公金支出差し止め訴訟 控訴審

日時:2014年8月4日(月)

   13時15分 門前集会

   14時    口頭弁論

場所:福岡高等裁判所501号法廷
   TEL.
092781-3141

問い合わせ:路木ダムの再検証を求める全国連絡会
   笠井洋子 0969-46-1130

20140804チラシ
20140804.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 327.4 KB
ダウンロード

7/19 天草・路木ダム裁判学習会のご案内 

 究極の愚行「路木ダム」の不当性を争っていた公金支出差し止め訴訟に

おいて、熊本地裁は2014年2月28日、治水計画は違法とする画期的な判決

を下しました。熊本県はこれを不服として福岡高裁に控訴しました。

 今後は、闘いの場を福岡に移してダム事業の是非が争われることになります。

控訴審を来月に控えた今、この地裁判決の意義や控訴審での闘いの方針を

理解するために下記学習会を開催します。皆様のご参加をお待ちしています。

 

日時:2014年7月19日(土)19時開始

場所:熊本市 くまもと県民交流館パレア会議室6(市電水道町電停下車、鶴屋東館10階)

講師:加藤修弁護士(路木ダム裁判弁護団)他

入場無料

主催:路木ダム裁判原告団

    天草・路木ダムの再検証を求める全国連絡会    

    子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会

 

問合せ先:080-3999-9928土森

 

ダム建設前の路木川

 

路木ダム

チラシ
20140719b.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 475.9 KB
ダウンロード

熊本県の控訴理由書が出される!  

 路木ダム裁判

―熊本地裁判決を真っ向から否定する熊本県の控訴理由書を斬る ―

熊本県は路木ダム計画を違法とした地裁判決をもっと「真摯」に受け止めるべき!

 

 控訴理由書の冒頭、県知事は「ダム建設ありきではない」とし、川辺川ダム建設計画を

白紙撤回し、荒瀬ダムは撤去する決定をし、五木ダムに係る各建設事業を中止したと言い

ます。したがって路木ダムも、これらと同様に住民集会や県民からの意見集約など数多く

のチャンネルで検討手続きをしたとしています。よって、「知事の裁量権を逸脱し、また

はこれを濫用した違法がある」という地裁判決は、法律論と事実論との双方にわたって数

多くの誤りを犯していると言います。行政手続きに則ったのだから、権限の行使に違法が

あるというのは誤った結論であると反発しているのです。

 しかし、実際は、川辺川ダムがストップし、荒瀬ダムが撤去されたのは熊本県民の強い

世論の力があったからこそで、当然、知事は「民意の声」を聞かざるを得なかったからで

す。

 まるで県知事一人の独断で判断したかのように、評価・美化した県のこの主張は、実に

都合の良い勝手な言い分としか言えません。

路木ダムに関しては、知事による説明会など一度もありませんでした。天草市に対しても

私たちは、住民討論集会の開催を何度も呼びかけましたが、天草市は拒否し、一度も実現

する事はありませんでした。

それどころか、ダム建設を正当化するための根拠として、行政がらみの区長会を使って集

めた建設要請署名を「住民からの要請の声」と一方的にとりあげ、異議を申し立てる声は

受け付けようとはしませんでした。

 しかも、虚偽のデータや洪水の根拠になる他の河川のニセ写真、飲まれてもいない井戸

水のにごり濾過水をもって、「こんな水を地元の人たちは飲んでいます」と芝居染みた偽

りをテレビで知事が訴えたことはどう説明するのでしょうか。

 とにかく駆け込みダム建設で、何が何でもダムありきで、私たち住民はシャットアウト

された状況でした。熊本県と「再検証を求める全国連絡会」との話し合いは後にも先にも

1度だけです。しかもその中で「話し合いを積み重ねていきたい」という、極めて真摯で

初歩的な要望を私たちは出しましたが、熊本県はそれに応じることもありませんでした。

 今回の控訴理由書でも県があったと主張している治水目的の最大の理由「床上浸水被

害」を証明するものは何一つありません。

 熊本県は、今後の裁判でもウソの言い訳を続けていくしかありませんが、審理の場は福

岡に移ります。福岡や近辺の皆さんのご支援が必要です。まず2014年8月4日(月)14

時、福岡高裁501号法廷で第1回控訴審が開かれます。皆さまの傍聴をお願いします。

 

          2014年6月5日

               天草・路木ダムの再検証を求める全国連絡会

 

コメント・路木ダム裁判原告団  

      代表 植村 振作

 

控訴理由書が明らかになりました。

これまで熊本県側の代理人は竹中潮弁護士でしたが、田中豊、松井仁、住野武史及び中

野雅也弁護士の4人に入れ替わりました。

控訴理由の約1/3が知事責任について、残り2/3が過去の洪水被害及び洪水氾濫想

定についての構成になっています。事実関係では、路木地区で家屋浸水被害があったとい

う4人の新たな陳述書及び3件の建設省「水害統計」が証拠として提出されました。これ

らのことから、原判決で路木地区の家屋浸水被害が否定されたことに被告が危機感を持っ

ていることがうかがえます。提出された証拠には、整備計画書に記載された82(昭和

57)年床上浸水被害を直接証明するものは何一つもありません。

一読して驚いたことは、路木ダム事業は平成5年に着工して3回も再評価監視委員会に

掛けられ評価されてきたことを正しく認識すれば、控訴人(被告熊本県知事)には本件事

業に係る財務会計上の行為に違法の暇漉が存しないとか、平成21年の熊本県全庁挙げて

の確認作業においても、過去の洪水被害の存在が確認されるとともに、将来の洪水被害を

防止するためには本件事業が必要であることが確認されたのであるから、整備計画等にお

いても、本件事業続行決定においても、何ら事実誤認はない、などと主張していることで

す。

事実でないことをでっち上げて繰り返し再評価委員会を通し、挙げ句の果て、路木集落

での路木川洪水氾濫が発生したかの如き報告書を天草市に作成させて、それらを基に熊本

県全庁挙げての確認作業をしたので被告には瑕疵が無いと相変わらず言い張っています。

「ウソも百回」を税金で企てる被告を許せません。

一審同様、ご支援の程、よろしくお願いします。

 

 2014年8月4日(月)午後2時:天草・路木ダム裁判控訴審

       福岡高等裁判所501号法廷(福岡高裁本館5階)

みなさま

2014年3月1日

 

ご支援ありがとうございました。


天草・路木ダム裁判「実質勝訴!」


 2月28日、熊本地裁は、熊本県営天草・路木ダムの建設計画に「違法」の判決を下しました。
 この裁判は、蒲島郁夫知事に事業費の返還と、今後の支出を差し止めるよう求めた「路木ダム違法支出賠償請求住民訴訟」です。
 判決内容は、ダム建設計画は著しく妥当性を欠き、県知事の裁量権を逸脱、濫用したもので違法」「事実的基礎に欠け合理性の欠如が明らか」と厳しく指摘。判決確定後は建設事業の新たな公金支出や契約締結の差し止めを命じました。
 過去に下流域で家屋の浸水被害はなく、洪水調整施設として建設する必要はない。社会通念に照らして妥当性を欠き、知事の裁量権を逸脱した」と指摘し、過去の被害を考慮せずに作成した計画は河川法に違反するとしました。
 しかし、知事に対しては「違法性を認識するのは極めて困難で、故意または過失があったとは認められない」と判断し、公金約20億円返却請求は棄却しました。また、ダムの「利水」計画についは適法としました。これに関しては私たちは大きな不満があり、今後の課題となります。
 しかし、これまで全国的にもダム反対訴訟が数多くありましたが、今回の判決は「違法なダム建設」と言い切った裁判長のかなり踏み込んだ「判決」を評価したいと思います。
 これを受け、今後控訴すべきかなど具体的な問題がありますが、とりあえず県・市への交渉・市民集会など緊急にすべき課題があります。
 これまで支援して下さった天草や熊本、そして全国のみなさまが、裁判判決に向けた「公正判決を求める署名」を短い時間ながら賛同して頂き、3683筆も提出する事が出来ました。
これも判決に、大きな力になったと確信しています。
 今後まだまだ課題も多く、皆さまとともに頑張っていきたいと思います。
まずはお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 

天草・路木ダムの再検証を求める全国連絡会
代表 笠井 洋子
 

 


2014年2月28日

声 明

 

 路木ダム違法支出賠償請求住民訴訟原告団
  同弁護団

 

 本日、熊本地方裁判所民事3部(片山 昭人裁判長)は、私たちが、不要かつ費用対効果が1を下回るとして、知事が路木ダムに支出した金額の損害賠償を県に支払うよう求めた住民訴訟について、私たちの主張を一部認めて路木ダム建設の治水に関する違法性を認めたが、県知事個人の賠償責任については、故意過失否定して認めませんでした。判定確定後の支出については差し止めを認めました。
 路木ダムは、路木川の氾濫によって路木集落が浸水被害を蒙ったことを最大の根拠に計画されたものですが、審理の結果、昭和57年の路木集落の浸水は、発生しなかった事から、県知事の裁量権の範囲を逸脱または濫用したものとされました。
そして、「洪水調整施設として、路木ダムを建設する必要性は認められない」とまで判決は述べています。
 また、仮に、川が氾濫し路木集落が浸水したとしても、ダムの費用対効果は1以上にならない事が判決でも確認され「路木ダム建設の治水事業としての経済性及び必要性が欠ける事になり本件整備計画の内容についても社会通念に照らし著しく妥当性を欠く」とまで判決で述べられています。
 このように、必要性の無いダムを作り、貴重な自然を破壊した熊本県、天草市の責任は重大です。ダムは私たちの指摘や反対を押し切って工事を強行し、工事はほぼ完成してしまっていますが、これ以上の支出は許されません。
 今後は、この判決を踏まえて、今後、公共工事については、その必要性を十分に吟味したうえで、環境にも十分配慮した行政が行われるよう強く求めるものです。

以上

 
 

判決本文および別紙

判決本文
個人名はAとしてあります
判決本文.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 8.1 MB
ダウンロード
判決別紙1
当事者目録
判決別紙1.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 33.9 KB
ダウンロード
判決別紙2
関係法令等の定め
判決別紙2.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 850.9 KB
ダウンロード

路木ダムとは

熊本県天草市河浦町に熊本県が建設しているダムです。

目的は治水利水ですが、治水については対象となる地域が過去水害にあったことがなく、地形的にも洪水になりようがないところです。

利水については天草市の水需要は減少傾向にあり、現在でも水は足りています。
一部の地域で水が不足している聞いていますが、近くまで来ている簡易水道の延長工事をすればいいだけであり、巨額のダムを作る理由にはなりません。

ダム建設費用は90億円、2013年3月完成予定と言われていますが、
他のダムの事例では、建設費がさらに膨らんでいます。
ダムが出来れば天草の宝と言われ、子供が遊ぶ路木川の清流が失われ、
路木川が注ぎ込み、希少生物や絶滅危惧種の宝庫である羊角湾も失われてしまうことになります。