2014年
3月
17日
月
みなさま
2014年3月1日
ご支援ありがとうございました。
天草・路木ダム裁判「実質勝訴!」
2月28日、熊本地裁は、熊本県営天草・路木ダムの建設計画に「違法」の判決を下しました。
この裁判は、蒲島郁夫知事に事業費の返還と、今後の支出を差し止めるよう求めた「路木ダム違法支出賠償請求住民訴訟」です。
判決内容は、ダム建設計画は著しく妥当性を欠き、県知事の裁量権を逸脱、濫用したもので違法」「事実的基礎に欠け合理性の欠如が明らか」と厳しく指摘。判決確定後は建設事業の新たな公金支出や契約締結の差し止めを命じました。
過去に下流域で家屋の浸水被害はなく、洪水調整施設として建設する必要はない。社会通念に照らして妥当性を欠き、知事の裁量権を逸脱した」と指摘し、過去の被害を考慮せずに作成した計画は河川法に違反するとしました。
しかし、知事に対しては「違法性を認識するのは極めて困難で、故意または過失があったとは認められない」と判断し、公金約20億円返却請求は棄却しました。
また、ダムの「利水」計画についは適法としました。
これに関しては私たちは大きな不満があり、今後の課題となります。
しかし、これまで全国的にもダム反対訴訟が数多くありましたが、今回の判決は「違法なダム建設」と言い切った裁判長のかなり踏み込んだ「判決」を評価したいと思います。
これを受け、今後控訴すべきかなど具体的な問題がありますが、とりあえず県・市への交渉・市民集会など緊急にすべき課題があります。
これまで支援して下さった天草や熊本、そして全国のみなさまが、裁判判決に向けた「公正判決を求める署名」を短い時間ながら賛同して頂き、3683筆も提出する事が出来ました。
これも判決に、大きな力になったと確信しています。
今後まだまだ課題も多く、皆さまとともに頑張っていきたいと思います。
まずはお礼を申し上げます。ありがとうございました。
天草・路木ダムの再検証を求める全国連絡会
代表 笠井 洋子
2014年2月28日
声 明
路木ダム違法支出賠償請求住民訴訟原告団
同弁護団
本日、熊本地方裁判所民事3部(片山 昭人裁判長)は、私たちが、不要かつ費用対効果が1を下回るとして、知事が路木ダムに支出した金額の損害賠償を県に支払うよう求めた住民訴訟について、私たちの主張を一部認めて路木ダム建設の治水に関する違法性を認めたが、県知事個人の賠償責任については、故意過失否定して認めませんでした。判定確定後の支出については差し止めを認めました。
路木ダムは、路木川の氾濫によって路木集落が浸水被害を蒙ったことを最大の根拠に計画されたものですが、審理の結果、昭和57年の路木集落の浸水は、発生しなかった事から、県知事の裁量権の範囲を逸脱または濫用したものとされました。
そして、「洪水調整施設として、路木ダムを建設する必要性は認められない」とまで判決は述べています。
また、仮に、川が氾濫し路木集落が浸水したとしても、ダムの費用対効果は1以上にならない事が判決でも確認され「路木ダム建設の治水事業としての経済性及び必要性が欠ける事になり本件整備計画の内容についても社会通念に照らし著しく妥当性を欠く」とまで判決で述べられています。
このように、必要性の無いダムを作り、貴重な自然を破壊した熊本県、天草市の責任は重大です。ダムは私たちの指摘や反対を押し切って工事を強行し、工事はほぼ完成してしまっていますが、これ以上の支出は許されません。
今後は、この判決を踏まえて、今後、公共工事については、その必要性を十分に吟味したうえで、環境にも十分配慮した行政が行われるよう強く求めるものです。
以上
2014年
2月
24日
月
嘘で塗り固められた熊本県天草・路木ダムへの公金支出の
差止めを求める訴訟の判決公判が下記の通り開催されます。
当初、3月19日の予定でしたが、裁判所からの連絡で急遽
2月28日に変更になりました。急で申し訳ありませんが、
判決公判への傍聴をお願いします。
日時:2014年2月28日(金)11:50
場所:熊本地方裁判所502号法廷
この日の11:00から地裁前で門前集会を開催します。
また13時から地裁敷地内の弁護士会館で判決報告集会
がありますので、あわせてご参加をお願いします。
また下記の通り、判決を受けて熊本県と天草市に申し入れを
行います。こちらにも合わせてご参加をお願いします。
熊本県への申し入れ
日時:3月3日(月)13:00
場所:県庁本館地下入札室
(集合は12時30分県庁本館1階ロビー)
天草市への申し入れ
日時:3月4日(火)11:00
場所:天草市役所
(集合は10時30分天草市役所ロビー)
問合せ・連絡先:090-6306-2442笠井
2013年
7月
23日
火
私達、熊本でダム問題に取り組むものは、天草の県営路木ダム
建設阻止の運動を進めてきました。しかし、ダム建設を阻止す
ることは出来ず、来年3月にも完成予定となってしまいました。
この間、建設阻止の運動の中で路木ダム建設事業に対する公金
の違法支出を差し止める裁判も起こし、10月に結審の予定です。
裁判で住民側は路木ダム事業がいかに目的が失われているか、
ダム無しでも治水・利水とも十分対応できるかということを立
証してきました。
廷内のやり取りのみで判決が下されるなら、住民側の勝訴判決も
あり得ますが、裁判所はえてして廷内でのやり取りだけで判決を
出そうとせず、時の政治権力に迎合した判決を出してきている
事例もあることは皆様もよくご存知のことと思います。
私達は、裁判所に事実に基づいて判決を出させるために、このたび
公正判決を求める署名活動を始めることにしました。
事実に基づいて公正な判決を下されることを全国の多くの人が求め
ていることを裁判所に知らせていきたいと思います。
つきましては、下記の要領にてこの署名活動へのご協力をいただき
ますようお願い申し上げます。
記
1.各書類の説明:
①路木ダム裁判公正判決を求める署名のお願い文 こちら
署名活動のお願いの文章です
②公正判決要請署名用紙 こちら
この署名用紙に署名をお願いします
③路木ダム訴訟とは(路木ダム裁判説明資料) こちら
路木ダム問題、裁判の争点などを記載
2.署名方法
①署名用紙を印刷していただき、署名集めをお願いします。
②署名が集まったら下記宛、送付をお願いします
〒863-0101 熊本県天草市新和町小宮地10823-23 笠井方
*締め切りは9月20日(金)までとさせて頂きます。よろしくお願いします。
3.署名の呼び掛け元・問合せ先
天草・路木ダムの再検証を求める全国連絡会 笠井
電話 0969-46-1130
Eメール:by6767@castle.ocn.ne.jp
以上
2013年
3月
29日
金
嘘で塗り固められた路木ダムへの公金支出の差止めを
求める訴訟が下記の通り開催されます。
特に5月8日、6月5日の口頭弁論では熊本県や天草市の
職員を証人とした尋問が行われます。この裁判も大きな
山場を迎えます。また、10月2日は結審となります。
多くの皆さんの、傍聴をお願いします。
2013年5月8日(水)10:30-12:00、13:10-17:00熊本地裁502号法廷
2013年6月5日(水)13:30熊本地裁502号法廷
2013年7月10日(水)13:30熊本地裁502号法廷
2013年9月11日(水)13:30熊本地裁502号法廷
2013年10月2日(水)13:30熊本地裁502号法廷
2013年
2月
28日
木
熊本県弁護士会は熊本県知事および天草市長宛てに
「路木ダムは建設を中止し、ダムによらない利水を
図るべきである」という趣旨の「路木ダムに関する
意見書」(2013年2月5日付け)を提出しまし
た。少し長い文章ですが、是非ご覧下さい。
熊本県弁護士会の路木ダムに関する意見書
http://www.kumaben.or.jp/message/kumaben/2013/02/post-50.html
資料室では、この意見書がダウンロードできます。
2012年
12月
24日
月
嘘で塗り固められた路木ダムへの公金支出の差止めを
求める訴訟が下記の通り開催されます。
特に2月13日(水)の裁判では争点になっている破堤点や
路木集落等の現況を原告団が撮影したDVDを上映する
ために、熊本地裁では一番大きい101号法廷で
開催されます。 多くの皆さんの、傍聴をお願いします。
2013年2月13日(水)14:00熊本地裁101号法廷
2013年3月13日(水)14:00熊本地裁502号法廷
2012年
9月
15日
土
嘘で塗り固められた路木ダムへの公金支出の差止めを
求める訴訟が下記の通り開催されていますので
多くの皆さんの、傍聴をお願いします。
11月7日(水)14:00熊本地裁502号法廷
12月19日(水)14:00熊本地裁502号法廷
2012年
7月
28日
土
嘘で塗り固められた路木ダムへの公金支出の差止めを
求める訴訟が下記の通り開催されていますので
多くの皆さんの、傍聴をお願いします。
路木ダム公金支出差止め訴訟
日時:2012年8月29日(水)13:30
場所:熊本地方裁判所502号法廷
2012年
6月
16日
土
嘘で塗り固められた路木ダムへの公金支出の差止めを
求める訴訟が下記の通り開催されていますので
多くの皆さんの、傍聴をお願いします。
路木ダム公金支出差止め訴訟
日時:2012年7月18日(水)14:00
場所:熊本地方裁判所502号法廷
2012年
4月
28日
土
希少生物の宝庫である羊角湾の価値を再認識し、
その羊角湾の多様性を生み出す源である路木川や
天草の森が路木ダム建設によって危機的状況に
瀕していることを共有するために下記干潟観察会と
シンポジウムを企画しました。
連休最後の週末となりますが、是非、熊本・天草で
お過ごし下さい。
●羊角湾干潟観察会
集合日時:2012年5月5日(土) 12:30
集合場所:天草市河浦町路木橋
参加費:500円(高校生以下無料)
持ってくるもの:長靴、クマデ、バケツなど
解説:佐藤正典さん(鹿児島大学理学部地球環境科学科
多様性生物学教授)
金井塚務さん(広島フィールドミュージアム会長、
日本森林生態系保護ネットワーク副代表)
問合せ:0969-46-1130笠井
*連休最後の週末を佐藤教授と金井塚さんの強力な
解説つきで、羊角湾の多様な生物と触れ合いながら
過ごすことができます。観察会の後は解説の先生とお茶と
お茶菓子で交流会をします(費用500円)。
●森と干潟のシンポジウム「天草・羊角湾の干潟が危ない」
日時:2012年5月6日(日) 13:00
場所:天草市民センター大会議室(天草市東町3、電話0969-22-4125)
資料代:1000円
内容:
基調講演
『羊角湾・干潟の生き物たち』-佐藤正典さん
(鹿児島大学理学部地球環境科学科多様性生物学教授)
『森と川と海のつながり』-金井塚務さん
(広島フィールドミュージアム会長、日本森林生態系保護
ネットワーク副代表)
自由討論
主催・問合せ:「森と干潟のシンポジウム」実行委員会
(0969-46-1130笠井)