平成17年8月19日
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(候補予定者の名前) 様
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清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会 会長 緒方俊一郎 |
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川辺川ダム問題解決に関する公開質問状 |
私どもは、平成5年より川辺川ダム問題解決に向け活動を展開しております住民団体です。
川辺川ダム問題は、昭和41年の計画発表以来39年目にあたる今日まで解決されていない、熊本県が抱える重大な問題です。ダムの目的の1つである利水計画は、平成15年5月の国側敗訴で白紙に戻り、現在、国・県・自治体・関係農家らが一体となり、新利水計画が策定中です。
治水問題などについては住民討論集会で議論が進み、熊本県収用委員会は収用裁決申請の却下を示唆しています。「却下」は、球磨川流域の漁業権などの強制収用が不可能になることはもちろん、川辺川ダムの事業計画そのものが白紙に戻ることを意味します。
また、流域の住民、特に水害体験者の中に「昭和40年7月3日などの水害は、市房ダムの放流が原因だ」とする、ダムに対する不信感が根強く残っています。各報道機関が行った世論調査の結果を見ても、住民のダム建設反対の声が、賛成のそれを大きく上回っています。長期にわたる歴史過程やダム事業の必要性等も十分勘案し、将来に禍根を残さぬ解決が望まれます。
そこで、川辺川ダム問題解決に関し、9月11日に行われる総選挙の熊本県内小選挙区(全5区)に立候補を表明された皆様方にご質問致します。
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1. |
川辺川ダム計画について、どの様にお考えですか。賛成・反対・その他から選び、簡単に理由を述べてください。 |
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2. |
計画発表から40年近くが経過した川辺川ダム事業が今後どうなるのか、益々不透明な状態となっています。球磨川流域の抜本的な治水対策は放置され、五木村をはじめとする流域の地域振興は遅れ、利水事業対象農民への水の手当てもなされず、流域漁民の生活設計の見通しさえ立たない状況が続いています。このような状況を招いた国の責任を、どのようにお考えですか。 |
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3. |
川辺川ダム問題を、どのような方法で解決されようとお考えですか。 |
質問は以上3点です。お手数ですが、8月29日必着で、FAXまたは郵送にてご回答頂ければ幸いです。頂きましたご回答は、回答の有無を含めて各報道機関へ配信し、インターネット等での公開も考えておりますので、あらかじめご了承下さい。ご協力のほど、よろしくお願い致します。
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