【高瀬清春氏(56)からの回答】 =============================== 1.川辺川ダム計画について→反対 理由:@建設計画から36年の間に世情の変化と当初の計画目的が破綻している。 A国、県の財政事情は、投資効果のない公共事業に、たとえ一銭たりとも使える 状況でない。 Bダム建設自体、環境破壊の最たるもの。地球悠久の歴史、年月が培った自然は、 一度壊すと再び元には戻らない。次世代に継承すべき貴重な財産である。 2. @住民討論会に於ける徹底討論(自然と共生、調和を基本とした代替案) A行政と民意のズレの検証 Bダム建設を中止しない限り、問題の根本解決は無い。ダムを建設することは、新た なダム公害を中心とした問題の始まりである。 C昭和46年頃から、自然保護について、地球規模で考える潮流が起こり、久しい。政 治の責任として、世界の一員との認識に立ち、目先ではなく、100年200年先の環境 を重視した理念に基く政治、政策が必要。 3. @約700兆円という国の負債は、既に、何百年先の子々孫々にまで負担をかけてい る。分権、自治の時代に突入しようとしている今、自治体独自の財政を考える必要 がある。(地場企業中心、優先で経済基礎体力をつける−自治体発注事業) A当面は、ダム建設を中止したと仮定し、本来ダム建設に今後必要であろうとされて いた費用を、関係地域の振興に充てる。 Bくま川、川辺川をとりまく自然環境を生かした、観光産業を基幹として、農林水 産、商工業の振興を図る。地産地商、地場企業浮揚策を。 =============================== |