【松村昭氏(71)からの回答】
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1.川辺川ダム計画について→賛成
理由:流域住民の生命財産を守る手法として、現段階でダム以上にその効果が高いと
   思われる方法は考えにくい。ダム反対派が主張している上流地区での遊水池案
   や人吉市街地での堤防嵩上げ等は、住民の理解が得られようもなく、現実的で
   はない。環境に関してダムが全く問題がないというわけではないが、選択取水
   設備や清水バイパスの設置等これまでにはない取り組みにより相当程度の部分
   はクリアできるものと考えている。環境問題については流域市町村における汚
   水雑排水の処理の影響分が大きく、下水道整備の促進等が重要である。

2.6回にわたる住民討論集会で一定の方向性が見出せたとは考えていないが、県民
  に対してダム問題の論点が明らかにされたということでは意義がある。今後、
  まだ整理されていない環境等の分野で論点を整理し、それらの状況を踏まえた上
  での早期着工への判断が必要。また、国においては収用委員会の裁決が出た後、
  速やかに工事着工をすべきと考えている。

3.五木・相良地区については、昨年12月、県と両村で策定した「五木・相良地域
  振興計画」を着実に推進すべき。また、人吉市を中心に人吉球磨が一体となった
  農林業振興や観光振興を図るべきで、国、県、市町村と民間との緊密な連携によ
  り複数の事業プロジェクトを構築し、精力的な地域振興を図るべき。


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