1.計画から30数年以上たった川辺川ダム計画について、どの様にお考えですか。
賛成、反対、その他の立場から、理由もあわせてお答えください。
賛成
1)洪水からの流域住民の尊い生命、財声を守ることと下流域の既得用水の補給
や水環境の向上、人吉球磨の基幹産業である農業基盤の安定強化を図る目的は変わ
らない。
2)平成8年l0月に五木村、相良村と県で「川辺川ダム本体着工に伴う協定書」
に調印した時点でダム建設についての方向性はすでに決まっていると考える。
3)熊本
県も議会も予算措置をして認めている。
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2.現在、潮谷義子県知事の提唱による「川辺川ダムを考える住民討論集会」が開催され
ています。もともとは「ダム事業の大義について、県民の方に国土交通省は説明を行う
必要があると考え、治水を中心とした川辺川ダムの論議について、オープンかつ公正に
論議する場として(知事発言)」企画されたものです。国土交通省の川辺川ダム事業に
対する説明責任とこの「住民討論集会」での議論のあり方について、どうお考えですか?
賛成、反対、それぞれの主張は数回にわたり「住民討論集会」を行われてきましたが、
現在に至るまで、平行線をたどっており、住民討論集会で結論を出すことは難し
いと思われる。
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3.この「住民討論集会」における議論の中で出されている河床掘削や堤防かさ上げ、緑
のダム等の治水代替案とダムによる治水についてどうお考えですか?
代替案に関しては、現実性に乏しい部分が数多くみられ、現段階においてて流域の
治水対策としてはダムを作ることが最善の方法だと思われる。
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4.2月16日には環境をテーマとした「住民討論集会」が開催され、ダムによる環境への
影響を心配する住民の質問が続出しました。ダムによる環境への影響の有無をどうお考
えですか?理由もあわせてお答えください。
ダムによる環境への影響を心配するからこそ、8項目の完全実施を国ヘ要望している。
1)球磨川下りに支障をきたさない流量の確保
2)水質汚濁防止対策
3)河川環境の保全と魚族の保護
4)ダム及び貯水池の安全対策
5)市房ダムと川辺川グムの統合管理
6)保安林等の保護育成
7)環境アセスメントの充実
8)球磨川下り航路の整備
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5.2001年、球磨川漁業協同組合がダム建設受入を前提とする補償契約を拒否したこと
により、国土交通省は漁業権の強制収用のための裁決申請を熊本県収用委員会に行い、
昨年から収用委員会で審理が続いています。
審理の焦点は、共同漁業権が球磨川漁協に帰属するのか組合員個人に帰属するのかと
いうことと、ダム建設による漁業への影響に対する補償をどう見るかということです。
強制収用という手法と収用委員会での審理内容についてどうお考えですか?
結果を待つのみ。
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6.川辺川ダムのもう一つの目的である利水については、農水省の川辺川総合土地改良事
業に対して、受益対象農家の過半数が「ダムの水は要らない」と裁判に訴えています。
事業の同意数が焦点となったこの利水裁判は一審では原告農家が敗訴しましたが二審の
福岡高等裁判所の審理は1月に結審し、5月に判決が出される予定です。この問題につい
て、どうお考えですか?
判決を待つ意外(原文ママ)にはないと思う。
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7.熊本県の財政状況は、まさに危機といってもいいくらいですが、900億円にも上る県
負担を強いる川辺川ダム事業の県財政に与える影響は計り知れません。以下の3項目に
ついて具体的にお答え下さい。
1)現在の熊本県の負債総額
2)川辺川ダム事業が県財政に及ぼす影響
3)この財政問題をどう解決するか?
回答に時間を要するため現段階ではお答えできません。
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8.30数年間、ダム問題に翻弄され続けてきた五木村、相良村の振興についてどうお考
えですか?
平成8年に県、五木村、相良村でダム建殻の調印が行われた。新しい村づくりに取り
組んでいるのが現状です。苦渋の選択をした五木村、相良村のことを思えば、一口も
早いダム建設着工が必要です。
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9.各種報道機関の世論調査によると県民の過半数がダム建設反対あるいは見直しであ
り、ダム建設賛成は10%にも届きません。このことと御自身の川辺川ダムに対する見
解について、どうお考えですか?
いつ、どこで、誰に対して行った訓査なのかわからないので何とも言えません。