【田中信孝氏(55)からの回答】 ====================================== 1.これからの地球環境を考える時、ダムなどによる開発の時代は終わったという基 本認識から、川辺川ダム建設には反対です。豊かな自然を大切にし、文化の香り 高い郷土を創らなければなりません。 しかし、お尋ねのように、問題解決を問われるなら、まずは「計画の見直し」を 訴えるべきと考えます。賛成・反対の意見対立のままではいつまでたっても平行 線で問題解決の糸口が見つからないからです。 2.@一旦、「見直し」を宣言したのち、可能な限りの情報開示と説明の機会を用意 したうえ、住民投票によって市民の意見を直接集約し、これをもとに市議会とも ども、起業者である県・国へ市民の声を伝えます。 A住民投票にあたっては、住民投票条例を市長提案で市議会に付議し、可決成立 に全力を傾けます。もし不成立の場合は、直接アンケート方式による住民意識調 査を行います。 B球磨川・川辺川流域の他の自治体でも、個別に住民投票か住民意識調査を行う ようお願いし、現行の「川辺川ダム建設促進協議会」を「川辺川ダムを考える会」 にすべく関係首長にその実現を働きかけます。 3.目下の急務は、地域の生活再建です。川辺川ダム建設問題の推移の如何にかかわ らず、基幹産業の活性化、なかんずく雇用促進に取り組みます。 具体的には、 (1)農林水産物のブランド化により、農林漁業の所得倍増を図ります。 (2)観光立市の中心施設として「交通センター」「観光センター」「温泉セン ター」などを作り、観光客を呼び寄せる拠点施設を整備して「観光客3倍 増」に心血を注ぎます。 (3)高齢者や弱い立場の人々の生活不安を取り除くよう「命と生活の安心セン ター」を創り、新しい福祉の里をめざします。 など、17項目の町づくり策を提案しています。(必要であれば別途提示させて いただきます) ====================================== |