清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会　会長　池井 良暢様

参院補選　候補　日本共産党　西川えつ子


1）川辺川ダム計画について

川辺川ダム計画は、発電・治水・利水のすべての面で目的を失っています。クマタカ
など貴重な動植物や特産のアユを絶滅の危機に追いやり、下流域住民には洪水の不安
を与え、「水はいらない」という農家のみなさんにまで多額の負担をしいるもの。
「ムダな公共事業百選」の筆頭格です。建設の中止を政府に求めます。


2）川辺川ダム建設にともなう環境アセスメントについて

環境破壊を未然に防止するためには、環境影響評価を先立って行うことが必要です。
公正な環境アセスメントを実施すべきです。ダム建設が、川も周辺山林の環境も破壊
することは幾多の実例で証明ずみのことでもあります。


3）ダム建設予定地の生物環境の保全について

川辺川ダム建設予定地にいる絶滅危惧種のクマタカ、ヤイロチョウ、オオタカなどが
生息できる環境を保存することは、自然と豊かな生態系を保全することです。みなさ
んとご一緒に、川辺川ダム建設中止のために奮闘します。


4）五木村の振興策

�@ダム建設がこのまま継続となった場合
当面、ダム建設中止の世論の盛り上げに全力をつくします。

�Aダム建設が中止となった場合
ダム建設に反対していた五木村民のみなさんをここまで率いてきた国・県の責任とし
て、村再生のために必要な財政措置をとるように国にもとめます。村民の民主的な合
意と専門家の意見も集めて村づくりをすすめます。これまで支払われた補償金の返還
などは求めるべきではありません。


5）580億円の県費を使う費用対効果について

川辺川ダム建設は税金のムダ使いの「典型」となっています。結局、ゼネコン奉仕と
いうのが本質、日本一の清流が自然破壊のみにくい河川になってしまうのはあまりに
も代償が大きいといえます。力を合わせて政治の流れを変えましょう。