萩原の強化堤防についての住民討論集会発言緑より抜粋 |
●知事挨拶(熊本県知事 潮谷義子) ●国土交通省 C 「八代地区で、堤防が弱いところを強化したりするという対策が残っている。」 「そして、さきほど、潮谷知事さんからもご指摘がございましたが、確かに、八代地区だけを見れば、八代地区だけであれば、あと70億円で、八代の皆様だけは80年に1度の洪水に対して安全に暮らせるかもしれません。」 「八代地区につきましては、先ほど申しました堤防の強化対策に加えて、まだ、川辺川ダムがない場合、川の断面積が足りませんので、川幅を広くする代わりに、現在河川敷に公園なんかがありますけれども、そのところを切りまして、掘削しまして、川の断面を広げるというような対策が必要になってまいります。」「これが、川辺川ダム、ある場合とない場合の代替案の概略の説明でございます。」 ●対論者 E 「川辺川ダムの治水効果ですが、先ほどお話がありましたが、要は流域の市町村の8割の人口を占める八代ではもう要らないですね。その8割を除外して計算すると費用対効果はわずか0.6に低下して事業をやる意味がなくなってしまうわけですよ」 ●国土交通省 B ●対論者 E ●国土交通省 B ●対論者 D ●国土交通省 B ●対論者 E |
●国土交通省 B そういう訳で、営々とこういう所に溜まっている土砂を掘削して、掘りまして、川を何とか広げて洪水を流そうと、いうふうにやってきました。そこで、ちょっとここで見ていただきたいのがですね、この萩原の堤防の下、ここが非常に深くえぐれているということです。拡大しますと、こういう形で堤防の下がストーンと落ちているということです。次、お願いします。 これが萩原の堤防のところ、上からですけど、上流から洪水が流れてきます。そうするとちょうどこの堤防のところに非常に強い洪水の流れがドンと当たってしまいます。そうすると洪水が堤防の下をえぐるような形で流れて、どんどん堤防の下がえぐれてしまって、ああいう形になると。スクリーンお願いします。ということで、ちょっとですね実物大という訳にはいきませんので、これが萩原の堤防の縦を4分の1、横を20分の1に縮尺したものです。さきほど洪水の流れが、こちらからこう来てこの堤防に当たって、これがどんどんえぐれると、どんどんえぐれると最後どうなるかと言うと、この堤防が落ちてしまうと、で非常に危険だということでございます。で、このえぐれがどれ位えぐれているのかということを、ちょっとこれもまた模型を使って説明いたします。これは、八代の駅前にあります、私どもの八代工事事務所、これも同じように縮尺していますが、実物は横が60メートル、縦が10メートル、3階建てのビルです。これを横にしてみてください。横にお願いします。そして、このえぐれのところにこのようなビルが横方向に3つぐらい、そしてこのえぐれが一連5〜600メートル続いておりますので、このビルが縦方向に10個、横方向に3つ、こういう大きいビルが30個ぐらい入るくらいのところがえぐれていて、これ非常に危険な状況でございます。どんどん洪水がくると、こちらでえぐれてしまうということで、ちょっとブロックお願いします。じゃあ、これをどうやって守るかということで、色々工法やってきました。すなわち、これをこのまま土ですので、土ですので、このままほっとくと、洪水の時にどんどんえぐれて、最後堤防が落ちて危険だということで、これは、実物の模型ですが、これはブロックです。実物は重さが3トンあります。乗用車3台分、お相撲さんだとまあ20人近くですか。そういう非常に大きいブロックを昭和40年代に3万個ぐらい、ここに敷き詰めて、洪水が来ても、このブロックで洪水をはね返そうと、いうような努力もしましたが、洪水の力というのは、非常に強いもので、このブロックがどんどん流されてしまいました。ということで、色々工法やってきましたが、なかなかこれはという決め手がなくて、現在、やっている取組みを御紹介します。じゃあ、岩石お願いします。 ということで、現在どういうことをやっているかと言うと、このままこの土のところを放っておくとどんどんえぐれて危ないということで、新幹線の工事でトンネルやっているのを皆さん御存知と思いますが、あそこから出てくる岩石を持ってきまして、このえぐれているところをこういうふうに岩石で埋めて、こんだけになればなかなかもう強いということで、多分大丈夫だと、いうことで我々検討して、今このえぐれのところを解消するということで一生懸命やっているということです。じゃあ結構です。あのスクリーンに戻してください。 ということで、上から見ると八代の球磨川、非常に悠々と流れて安全のように見えますけど、目に見えないところでは、こういうように非常に危険な状況もあるということで、私たち一生懸命河川改修をして、安全に生活していただけるように頑張っているということです。ということで、八代地区の現況では、川の方で今、6,900トン流すことができるということで、一番足りないのは、この川辺川ダムで、八代ですと毎秒1,600メートルの洪水を止めることが、カットすることができると、数字で1,600立方メートルというのが分かんないんで、次お願いします。 具体的に言うと、この萩原の堤防のところで川辺川ダムがある場合、80センチ洪水の時の水位が下がる。要するに洪水の時に例えば、足下を洪水が流れているか、腰のところを洪水が流れているかと、これぐらい水位が下がるのと、当然流量が少なくなれば、洪水の力も弱まりますので、堤防の下がえぐれるとか、そういうような危険性も少なくなると、いうことで、非常に川辺川ダムは八代地区の治水にも役に立つと言うことです。」 ●清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会 対論者D ところが、昭和57年7月、台風19号ですね。国が安全上限と言っている、八代で毎秒7,000トンを上回る洪水が発生しました。実際この時の水位は、堤防の上端からまだ3メートル以上、ここです。萩原堤ですここは。まだ堤防には余裕がありました。これは八代の皆さん、十分御存知のことだと思います。私達は、治水に川辺川ダム不要という報告書を昨年11月に発表しました。するとそれから1ヶ月後の12月9日に相良村で行われた川辺川ダムを考える住民大集会の席上で国土交通省のBさんは、このように発言されました。そして、八代では、ダムが不要であるということを認められました。 「『確かに、八代地区だけを見れば、八代地区だけであれば、70億円で八代の皆様だけは、80年に一度の洪水に対して安全に暮らせるかもしれません。』、そうおっしゃってます。ダムが必要という今までの説明は、いったい何だったのでしょうか。」 今までの国土交通省の説明をどのように変わったかということを今から見てみましょう。これは平成10年に国土交通省が公表した資料です。この資料では、もし川辺川ダムがなければ、八代地区では、50メートルから120メートル川幅を広げなければならず、多数の家屋移転が発生するとして、ダム建設が妥当と説明しています。最近はですね、運動公園の辺りをちょっと掘れば大丈夫などとおっしゃってます。 ●水源開発問題全国連絡会 対論者C 「川辺川ダムが必要だというのは、問題のすり替えだと思います。」 「八代付近に関しては、川辺川ダムが不要だということがですね、国土交通省の計算からも明らかになったということであります。」 ●流域郡市民の会 対論者D ●水源連 対論者B ●環境カウンセラー 事前申出者D 「八代ではダムが無くても治水が可能であるということであれば、当然、費用対効果は見直すべきだと思いますけど、費用対効果が、今日の0.73と、もし1を割った場合、これは事業の継続はできるのでしょうか。」 |
●国土交通省A 「平成7年の水害ですが、やはりこれも下流の深掘れということで、金剛橋の下流のところでこのように護岸が崩れて、これも一歩間違えば大災害になるというような状況で、決して安全に水が流れていたわけではないといういことをご認識いただきたいと思います。」 「下流から7.6キロ地点ですが、(中略)下流側と比べるとここだけ堤防が薄くなってます。で、これ鹿児島本線が迫ってるんでこれ以上こっち側に堤防は厚くできないと。で、じゃあ川側見ていただきたいんですけど、川側もすぐすとんと落ちて、で、下にブロックとか積んでますけれど、ここはいわゆる深掘れがしていて、あの、堤防が薄いんだから、じゃあ厚くすればいいじゃないかと、10メーターぐらい薄いから厚くすればいいじゃないかと。ただ、このままの状態で堤防を厚くしても、結局深掘れして崩れてしまうということで順序としてはまず深掘れの対策をやってそしてこの堤防を厚くして安全にするということで、この地区ではまだ、流下能力が不足しているということです。」 「また、堤防の高さがあるから安全じゃないかということですが、皆さん今立っているここ道路です。で、アスファルトがあってその下を当然砂利を敷いてます。砂利というのは水をつうつうに通しますので、これはとても堤防の役割は果たしません。ですから、まずここの高さのうち道路部分は当然堤防としてはカウントできないと。で、またこれ余盛と、余る盛りとありますが、これ堤防、土で作っておりますので、例えばこの上の道路を補修するときなんか、砂利の面だけすうっときれいに取るっていうこと、、。は無理ですんである程度の厚さに余裕がなきゃいけないということでそれが余盛ですということで、これ堤防、土ですので、管理には万全には万全を期さないと非常に危ないということです。」「昭和57年の水害の時でも、あの赤いところまで、地盤から1.8メートルぐらい高いところです。八代駅でいうと大体1メートル近くのところまで実はこの球磨川で洪水が蕩々と流れていたと。しかも、それは決して安全な状況で流れていたわけではない。」 「この球磨川、全体を如何に安全に守るかということで川辺川ダムによって水位を下げる具体的には八代のこの地区では80センチ水位を下げることによって、こういう堤防の強化もしますが、より安全にしていくということが大事だということで、国土交通省の説明を終わらせていただきます。」 ●美しい球磨川を守る市民の会参加者A 「これが、前回12月の公開討論会で国土交通省さん、深掘れ、こんな深掘れるんだという説明されました。これは危険だと思ったんですが、これ等倍に延ばしてみたらこうです。そして更に、深掘れのところですね、新幹線のずり入れで埋めちゃうんですよ。更にこんなにすごいですね、強化堤防の工事がされる予定になってるんですよ。つまり、八代に関しては堤防の強化をすればダムは全く必要ないということです。」 「これが国土交通省さんの内部資料なんですが、これが萩原堤防の強化堤防の図です。見て下さい。ものすごい堤防です。これができると川辺川ダムが洪水を防げないような超過洪水に対しても八代を守るという目的ですね。こんなにすばらしい堤防を国土交通省さん、計画して作っていただこうとしています、八代市のために。次お願いします。」 「平成13年度萩原堤防、河川局長は国会でこう述べられてます。球磨川は日本一危険な川。。、、である日本一危険な川であるその球磨川日本一危険な球磨川の最も重要な萩原堤防ここの工事をですね、強化工事、ずっとこれ八代工事事務所重点事業として紹介して予算つけてました。しかし、発注されてません。私達が、八代にダム不要を発表したとたんですね、なんと、今年の事業概要からも萩原堤防の強化堤防の工事が消えています。ダムを造るためにね、この八代守るための強化堤防、これを取りやめているとしたら、非常に重要な、大重要な問題だと思います。ですから、八代に関していけば、この強化堤防、堤防の工事さえきっちりすれば本当にダムはいらないと、でこれは国土交通省さん、是非強化堤防の工事を行っていただいて、私達八代市民が安全に暮らせるようにお願いしたいと思います。以上終わります。」 ●国土交通省河川調査官国土交通省B ●美しい球磨川を守る市民の会参加者A |
「八代では、八代地区での川辺川ダムの効果はどうかといいますと、これは前回も説明いたしました国土交通省の説明資料です。川辺川ダムが無いと八代では萩原堤防などが決壊して、北は千丁町、鏡町から対論者Eは日奈久までが洪水被害に遭う。川底を掘ったり堤防を高くしても河川で安全に流せる上限は八代では7,000トンである、どうしても河川で流せないから川辺川ダムを建設する、というのが国土交通省の理由です。建設省のコンピューターによると、萩原堤防は20年に一度壊れることになっています。しかし、昭和57年7月に安全上限といっている八代では7,000トンを超える洪水が発生しましたが、萩原堤では堤防上端からまだ3メートルの余裕がありました。第一回目もですね、国がその討論会の時に、国土交通省C所長は『八代だけを見れば80年に1度の洪水に対しては安全に暮らせるかもしれません』そういうふうに発言されました。その前にはこのような説明だったんです。次、平成10年の国交省の資料です。川辺川ダムがないと川幅50メートルから120メートル広げる必要がある。多数の家屋移転が必要なためダム建設のほうが妥当である。最近では、運動公園のあたりをちょっと掘れば大丈夫と言われています。この矛盾についての説明をお願いいたします。ダム建設の、ダム選択の根底になるような大事な説明がころっと変わってしまう。国土交通省の説明責任とは一体何なんでしょうか。このような事実を隠して、何故事業を推進してきたのか、納得のいく説明を求めたいと思います。」「八代ではダムは不要である。結果、費用対効果は1を割る。費用対効果というのは、税金のほうが、それより防げる被害が大きい数だから事業が成り立つということなんですが、八代に川辺川ダムが不要ということは、八代部分の効果が消えますので、防げる被害よりも使う税金のほうが多くなる、そういうことになって、税金の無駄遣いということになります。論点1、費用対効果が1を大きく下回る事業を何故継続するのか、国土交通省へ説明を求めます。」 ●水源開発問題全国連絡会対論者C ●土木技術者対論者E 「これは、前回の討論会で、国土交通省が説明された萩原地区の横断の状況です。深掘れをしているから、そこの深掘れしたところを埋め戻して、あと強化堤防といいましてこの着色部分をやるというふうにお答えになっているわけですけれども、これもお尋ねしたいんですが、13年度の予算で強化堤防ということが事業組まれていながらどうして実施されなかったのかということをお伺いしたいと思います。これはあの、所内のパンフレットですけども、萩原の強化堤防をやるんだということを、パンフレットの中でいわゆる目玉事業として位置付けておられたのに、事務所のパンフレットから、この強化堤防をやるということが削除になっていると、この点どうしてなのかということをお尋ねしたいと思います。それで、そういった萩原堤、萩原地区における河川の掘削、つまり40センチしか水位がオーバーしないということですから河川の掘削を行って、堤防の強化を行えば、八代地区では十分に川辺川ダムに頼らなくても流量を流せる。そうだとしますと、これは今国土交通省が算定している費用対効果の表なんですけれども、費用対効果というのは最初に説明があったと思います。使ったお金とそれに対する効果、つまり洪水被害を軽減できるという計算の金額になるわけです」 ●国土交通省B 「強化堤防は切れないというようなお話がございましたけれども、強化堤防の断面、今の段階ではイメージでの断面でございます。現在の堤防が高さが6メートルで、こういう台形のような形ですけれども、強化堤防になりますと、今の堤防の、昨日現場に行かれた方はお分かりだと思いますけれど、鹿児島本線側の、ここから18メートルくらいのイメージの幅の堤防でございます。そうしたことで強化していこうということではあるんですけれども実際洪水の時に破堤しない堤防これは、関東地方と近畿地方で今施工されてございますけれども、スーパー堤防という堤防でございます。これは洪水がこの上を流れても土が持っていかれない。堤防は土でございますので、洪水が流れて堤防の土が持っていかれて壊れるというのが一番恐ろしいところですから、非常に緩い勾配にしてあると、緩い勾配にしてあることによって、仮にこの上を水が流れても堤防は守られるという堤防でございます。こうした形のスーパー堤防にすると高さの30倍、180メートル、この地区で言いますと、位の幅の堤防になるということです。写真、ちょっと見づらくて恐縮ですけれど、場所的にいうと、ここが八代駅ですけれども、今の180メートルでいうとこの赤線の川側ですけれども、八代駅のかなり近いところまでのエリアになってくるということでございます。従いまして、先ほど堤防を強化すれば堤防が切れないということをおっしゃられましたけれども、そういうことはないということでございます。」 ●土木技術者対論者E ●水源連対論者D 「実際には、現況堤防高が計画堤防高よりも70センチ以上高いんですよ。それは認めてくださいね。(中略)だから40センチ計画高水を上回っても、余裕高は1.8メートルあるわけです。構造令では1.5メートルですね、余裕高が。構造令で定めている1.5メートルを30センチも超えて、十分に1.8メートルもあるということですね。堤防高から見た場合、8600トン流れても、十分に余裕があって破堤の心配はないということであります。それ故に川辺川ダムによる治水効果というのは八代地点においてはもはや喪失していると、」 「次に、先ほどからいろいろと川底の深掘れとか堤防の断面積の不足だとか、その2点上げられております。しかし、これも先ほどお話ししたことでありますけれど、国土交通省は、これに対して対策をしているわけです。どちらも、これは川辺川ダムがあろうとなかろうと、これはやらなければならないことでありまして、川辺川ダムとは無関係の話なんです。国土交通省は川辺川ダムのあるなしにかかわらず対処しなければならない問題を、あたかも川辺川ダムの問題であるというように結びつけている。これが非常に理解しがたいところなんですね。」 ●水源連対論者C ●美しい球磨川を守る市民の会事前申出者B ●市民の会事前申出者B ●国土交通省C ●市民の会事前申出者B ●国土交通省C ●市民の会事前申出者B ●国土交通省A ●市民の会事前申出者B ●国土交通省B ●市民の会事前申出者B ●国土交通省B ●市民の会事前申出者B ●国土交通省B ●市民の会事前申出者B ●市民の会事前申出者B ●国土交通省B ●市民の会事前申出者B ●国土交通省B ●市民の会事前申出者B ●国土交通省A ●市民の会事前申出者B ●国土交通省B ●市民の会事前申出者B ●国土交通省B ●市民の会事前申出者B ●国土交通省A |
「時々私の説明が拙いせいか、誤解されることがあるんで、はっきりしておきたいのが、この洪水の対策というのは、川で受け持つか、ダムとか遊水地で溜めるか、二者択一ではございません。二者択一ではないんです。まず、川でどれだけ頑張って安全に流せる対策が出来るのか、いわゆる河川改修といわれるものです。これで頑張れる所まで頑張って、それで80年に一度の洪水が流せれば良し、この球磨川の場合は流せない。だから上で溜めなければならないというわけで、」 ●美しい球磨川を守る市民の会対論者G ●土木技術者対論者E 「これが、萩原部分の現況の写真なんですけども、ここが運動公園といいますか、グラウンドがあるわけですね。その前に、ここに大きく州が溜まってまして、下の写真いいでしょうか。もう少し近づくと、これが実際川の真ん中に大きく張り出しておりまして危ない状態なんですね。今、ここにおいた写真でいうとここの部分なんです。国土交通省が取られた航空写真でいえばこの部分なんですね。私がお尋ねしたいのは、何故この部分を掘らないのかと。国土交通省自身の検討でも、ここを掘れば計画洪水位の下に水位を下げることができる。つまりダムを作ったときと同じ水位に下げることができると言っているわけですね。それをどうして放置しているのかと。国土交通省は、住民の命を守ることよりもダムを作ることを優先しておられるのではないかと私は考えます。ここを掘ってしまえば計画の水位よりか8600トン、ダムがない場合の流量を計画洪水位の下に下げてしまうことができるわけですから、言ってみればここを掘ればダムを作る根拠が崩れてしまうわけですねだからそういった意味でどうしてここの掘削をされないのかといったことをお尋ねしたいと思います。」 ●国土交通省C ●流域郡市民の会事前申出者D ●国土交通省C ●流域郡市民の会事前申出者D |
「これは実態でございますが、八代地域、萩原の堤防は、昔から今と同じくらいの高さでございました。ところが昔は、やはりお城側を守るということで、対岸の堤防、例えば昭和13年でも2.5メートル低かったという事実があります。ですから、過去においては洪水は対岸の方に溢れていて、結果として萩原堤防は、守られていたと。しかも、守られていたとしてもそれが安全だったかとというと、実際、昭和40年、対岸の方に洪水が溢れていたにも関わらず、萩原の堤防でも、このように堤防がえぐれて旅館が流出してしまったという事実があります。決して250年間安全だったわけではありません(次お願。いします)また、堤防の特性として、土で出来ておりますので、仮に堤防を洪水が乗り越えなくても、長い間洪水にさらされれば、このように堤防がえぐれて、堤防が破堤して大災害になるということは、これは不幸なことに全国でも100以上の事例がございます。こういう実態があるので、堤防には必要な高さ、必要な厚さ、必要な品質が求められているというわけです。高ければいい、高ければ薄くてもいい、材質は関係ないというものではありません。」 ●市民の会対論者G ●国土交通省D ●市民の会対論者G ●国土交通省D ●総合コーディネーター ●国土交通省D ●国土交通省B ●土木技術対論者E ●国土交通省B |