子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会
ニュースレター 第18号 2002年(平成14年)2月7日発行

■漁民と共にダム建設阻止!感動の球磨川漁協総会

昨年11月28日に人吉市カルチャーパレスで行われた球磨川漁業協同組合
の臨時総会は、川辺川ダム建設同意を前提とする漁業補償契約締結案を賛成8
02票、反対620票で、特別決議に必要な3分の2以上の同意に達せず否決
しました。
採決は29日未明に及びましたが、寒風吹きすさぶ中、会場入り口にはこれ
まで反対派漁民を応援してきた市民百数十名が早朝からずっと総会を見守って
いました。休憩時間に反対派組合員は、市民からの心づくしのおにぎりとお茶
のサービスを受け、声援を背にして会場内に戻っていきました。
 29日午前1時前、漁業補償契約案の採決結果が伝えられると、結果を待ち
わびていた市民は会場から出てきた漁民とともに喜びを爆発させました。抱き
合って喜ぶ人、涙を流す人。無駄な公共事業を強行する国家権力に対して、漁
民と市民が共につかんだ勝利でした。これによって国土交通省が目論んでいた
年度内のダム本体着工は消え去りました。
 この間、会員の皆さんをはじめ全国から漁民支援のための多額のカンパをい
ただきました。どうもありがとうございました。

■熊本県の方針転換と住民大集会

漁協総会の結果を受け、熊本県は川辺川ダム事業に対して、これまでの不鮮
明な態度から慎重姿勢に転換しました。潮谷義子熊本県知事は「(ダムが)最
善なのか、国には分かりやすく説明する必要がある」として、県主催の「川辺
川ダムを考える住民大集会」を12月9日、球磨郡相良村で開催しました。
 もはや川辺川ダムの唯一の目的といっていい治水について、国土交通省と1
1月にダムに依らない治水代替案を発表した民間団体の川辺川研究会や専門家、
住民らが当日会場に集まった3000人の目の前で公開討論を行いました。川
辺川研究会の治水代替案は、河床掘削と堤防のかさ上げで洪水を防止するとい
う案です。事業費は最低約70億円で、川辺川ダムの建設費用2650億円に
比べてはるかに安いものです。対する国土交通省は分厚い資料の数字や文字を
ただ述べるだけで、住民の理解を得るには程遠い説明でした。また国土交通省
はこれまで発表していないデータに基づいて議論するなど公正さに欠いていた
といえます。
潮谷知事も「説明責任が果たされたとは言えない」として、今後も公開討論
会を開催していくことを明らかにしました。 一般参加者から出された300
余りの意見や質問は、9割がダム反対の立場のものでした。

■漁民の力が国土交通省を裁決申請に追い込む

国土交通省九州地方整備局(九地整)は12月11日、住民大集会の結果を
扇千影国土交通大臣に「地元の理解は得られた」などと、全く偽って報告し、
球磨川漁協の共同漁業権の強制収用に向け裁決申請を行うことを明らかにしま
した。しかし漁業権の強制収用は別項で述べるとおり不可能です。
 国土交通省自身、漁業権の強制収用は極めて難しいという認識があるからこ
そ、球磨川漁協と二度も漁業補償交渉を行っているのです。漁協と話し合いを
せざるを得ず、それでも漁協の同意を得ることが出来ませんでした。すなわち、
裁決申請は国土交通省自身が一番採りたくなかった方法であり、そこまで漁民
の闘いが国土交通省を追い詰めたことの結果なのです。
12月18日、九地整は熊本県収用委員会に対して球磨川漁協の共同漁業権
の強制収用のための裁決の申請を行いました。今後、国土交通省が取りうる手
段は一つしかありません。それは強制収用が不可能にもかかわらず、強制収用
するぞと漁民を偽って脅しておいて、和解に持ち込むことです。

■2002年は川辺川ダム建設中止の年

今年2月から熊本県収用委員会において九地整の裁決申請を受け、申請され
た補償額が妥当かどうか審理が始まる予定です。漁協内推進派も和解に向けた
策略を仕掛けてくることが予想されます。しかし、私たちは漁業権の力を知る
漁民と共に、この和解策動をはねのけなければなりません。また1月31日に
熊本地裁で行われた事業認定取り消し訴訟のように、漁民と共に裁判でダム事
業の公益性が失われていることを明らかにする必要もあります。さらに熊本県
収用委員会に対しても、強制収用を認めるような裁決を出さないよう働きかけ
ることも重要です。
川辺川の運動は漁民だけのものではありません。ダムの水はいらないといっ
て農民が訴えている利水訴訟は、1月16日に福岡高裁で第4回口頭弁論があ
りました。この日、原告側証人として出廷した宮入興一・愛知大学経済学部教
授は「利水事業の費用対効果1.0は過大評価されている。メロンなどの作付面
積は減少傾向にある。国の評価は妥当な根拠をもっていない」などと証言しま
した。もはや同意者数のみならず費用対効果の面でも利水事業の破綻は明らか
です。
 今年は、先に述べた公開討論会も再度開催されることが決まりました。県民
いや国民注視の中、川辺川ダム事業の是非が議論され、ダム問題に対する世論
の関心はいっそう高まるに違いありません。私たちは、このような状況の中で
ダムはいらないという声をますます大きくし、今年こそダム建設中止を勝ち取
りましょう。

●漁民が漁業補償契約を受け入れなければダムはできません

 球磨川漁協は昨年11月28日の臨時総会で、国土交通省が提示した川辺
川ダム漁業補償契約の受け入れを否決し、川辺川ダム本体着工は不可能となり
ました。その後、国土交通省が漁業権の強制収用の裁決申請を行って世論を驚
かせたのは皆さんご存じの通りです。しかし、これで本当にダムは出来てしま
うのでしょうか?そんなことはありません。
 漁業法上、共同漁業権をダムの部分だけ一部収用することは不可能とする解
釈が有力です。仮に一部収用をしたとしても共同漁業権を漁協から奪うだけで、
漁業ができなくなることに対する消滅補償とダム工事で発生する漁業被害への
影響補償を漁民に支払わない限り、国土交通省はダム本体工事に着手すること
はできません。つまり漁民が漁業補償契約を受け入れなければダムは建設でき
ないのです。
 例えば、1月29日衆議院第一議員会館で開催された公共事業チェック議員の
会主催の公開ヒアリングにおいて、「影響補償を支払わないままダム本体に着
工すれば、財産権の侵害にあたる」と追求された国土交通省は、「今後、球磨
川漁協と話し合い(和解)の可能性もあり、回答は差し控える」としか答える
ことができませんでした。
 しかもヒアリングの後で、「同省治水課事業監理室は『影響補償をしないま
まの本体着工は望ましくない。だが、影響が出ないよう徹底した対策をとれば、
ただちに違法とは言えない』との見解を示した」と報道されています(1月31
日付熊本日日新聞)。国土交通省がこんな苦しい言い逃れをするという事実が、
今回の裁決申請の実体を表しています。

国土交通省の裁決申請はあきらめの世論誘導

 裁決申請という手続きを途中まで進めることは法的に可能です。そこで国土
交通省は漁民の「どうせダメなら和解だ」というアキラメをさそう為、手続き
を進めていると考えられます。裁決申請は、国土交通省がこれまでやってきた
ように、ダム反対をあきらめさせる世論誘導の手段の一つなのです。
 国土交通省と漁協執行部は三たび、漁業補償契約受け入れを漁協総会にかけ
てくるでしょう。球磨川の漁民の皆さんが漁業補償契約を拒否し続ければ、ダ
ムは最終的に造れなくなります。このことは、収用委員会の場でも明らかにな
るはずです。「ダム建設中止」は、もう目前です。
 私たちは、これまで以上に漁民のみなさんと連携を強め、支援の為のさまざ
まな活動にとりくんで行きたいと思います。

■ イベント・行動レポート

● 水郷水都全国会議で鮎販売&パドラーズエイドに参加
 
主要メンバーの関東流出により一層弱体化の進む関西の会ですが、他団体主
催のイベントに参加するのは得意です。
 昨年10月27日には、和歌山県高野山で開催された「水郷水都全国会議」で、
川辺川鮎の店を出店。会場前で開店準備をしていると、「鮎ですか?大きいで
すねー!」といった声とともに人だかりが。焼き始めると行列ができるほど、
まさに飛ぶように売れ、なんと1時間ほどで売り尽くしてしまいました。
 買ってくれた方の感想も「美味しかった」、「意外と大味じゃない」と好評
でした。また、こんなすごい鮎を育てる川辺川を絶対に守って下さいと、多く
の応援もいただきました。
 11月24日には相良村の境田橋周辺で行われた、パドラーズ・エイド「川辺川
死守作戦」にも参加しました。山口眞策さんら中河原クラブなど地元パドラー
を中心に、発足したばかりの「カヌーイストによる川環境保護連絡会」のメン
バーとして東京・御岳から全国トップクラスのスラローマーら4人も参加し、
ともに川辺川で気勢をあげました。
 当日境田橋には東京、島根、大阪、福岡、大分など全国各地から川辺川を守
るため50人を超えるパドラーが集結。大会宣言、カヌー隊による水上行動と
続き、全員でシュプレヒコールを行いました。大会を大いに盛り上げたのが、
各地の代表によるみんなの思いを漁民に託すセレモニーでした。各地の代表が
川辺川・球磨川を守る漁民有志の会の小鶴隆一郎さんに、署名を集めたパネル
を手渡し、正統派漁民の皆さんの健闘をお願いしました。
 東京組は川辺川に約1週間滞在し、漁民回りで漁協総会参加を訴え、総会本
番も最後まで見守りました。若い彼らの頑張りも実り、総会結果は皆さんご存
知のとおり。川辺川を巡る運動は、全国的な広がりとともに、若い世代の応援
も確実に増しています。
         (関西の会 加藤広行)

● 怒涛の東京行動

昨年12月に熊本からはるばるバスで24名、総勢50名もの皆さんが上京
なさりました。ほんとうに、ほんとうに皆さまお疲れさまでした。17,18
日は、各政党周りや集会など充実した動き方をして、民主党は、鳩山党首、菅
幹事長お二人が会ってダムを中止
にするまで闘うと約束。これまで会えなかった公明党議員たちからも「地元住
民の意思を確かめて尊重」、自由党でも「ダム問題では、うちは住民の意思尊
重」の基本方針があると伺い、全面的に協力いただいている共産党はもちろん
のこと、自民党をのぞく各党関係者から暖かい言葉をいただきました。初めて
お会いした保守党・野田党首は地元の洪水体験者が会を作ってダム反対してい
ることに驚いていました。
 国土交通省の佐藤副大臣は、「ダムは決まったこと」と、代替案を見直すつ
もりはないという言葉を繰り返されました(代替案を検討したこともない、と
失言をして、後からあわてて訂正しました)。このとき、申し入れ書に賛同団
体100のリストがついていましたが、佐藤副大臣が「こんなに全国から賛同
団体があるのか」と、じっと眺めながらもらしていました。すかさず川辺川・
球磨川を守る漁民有志の会の吉村勝徳さんが、「これは、先着100というだ
けで、もっともっとある」と伝えたら、「ほう」っと一言。ご協力いただきま
した団体の皆さま、ありがとうございました。
 その後、国土交通省記者クラブ内で記者会見をやっているそのとき、なんと、
お隣りの部屋で扇国土交通大臣の定例記者会見が始まり、記者の皆さんは、そ
ちらの部屋に行かざるを得ないという悔しい状況になってしまいました。記者
会見場の扉一枚外で皆さんが歯軋りをしながら、扇大臣の声を聞いていました。
 記者から、「今、地元から反対派が来ているが」との質問に「あら、そうな
の。私には会いに来ないわ」というようなご発言。ほんとうに怒り心頭です。
しかも、川辺川ダムのことは、記者に質問されて、やっと話題にしただけ。触
れたくない話題でいらっしゃるようですね。
 翌18日に集会を開いている最中に、強制収用の裁決申請の報が入り、怒り
の集会になりました!怒り疲れた2日間でした。でも、上京してくださった皆
さん、一人ひとりの思いが深く心に沁みました。東京のカヌーイストの皆さん
に大変ご協力いただきました。なお、漁協臨時総会および住民大集会の模様を
中心に『世界』3月号に記事を書きました。
        (東京の会 高橋ユリカ)

● 「4000億円のダムいらなーい」県民集会&パレード

川辺川ダム問題も重大な局面を迎え、これまでの活動の輪を広げるために、
県内の、自然・環境保護団体や政党(超党派)、労組などに呼びかけ、昨年9
月から「川辺川ミー ティング」を開き、川辺川ダム問題解決のための方策を
探ってきました。その中で、この運動をもっと盛り上げるために、熊本市内で
大規模なパレードや集会ができないかという意見が出され、川辺川ミーティン
グ参加者を中心に実行委員会を立ち上げ、打ち合わせを重ねて開いたのが昨年
12月22日の「『4000億円のダムいらなーい』県民集会&パレード み
んなで止めよう川辺川ダム」でした。
 16億5千万円という補償金と引き替えに川を売り渡すことを拒み、2度に
亘る漁業補償契約の否決によって強い意志を示した球磨川漁協組合員の思いを
踏みにじり、 国土交通省は12月18日に球磨川漁協の漁業権などの収用裁
決を熊本県収用委員会に申請しました。その直後ということで、「21世紀に
強制収用などと言語道断」だという思いを強くした県民や遠くは「脱ダム」の
長野県や東京の人などが参加しました。パレードに約500名、集会に約40
0名と、これまで熊本市内で開催した催しをはるかに上回る参加者数が、国土
交通省への反発を物語るようでした。
 パレードでは熊本市中心部を思い思いに着飾り、プラカードを持った参加者
が歌ったり踊ったり、「4000億円のダムはいらなーい」「清流川辺川を守
ろう!」とシュプレヒコールをあげたりしながら長〜い行列はどこまでも続く
かのようで、クリスマス商戦でにぎわう市街地に川辺川ダム問題をアピールし
ました。
 夜の講演会では、川辺川ダム問題をこれまで追い続けてきた毎日新聞社の記
者で、『国が川を壊す理由』の著者である福岡賢正氏が「みなさんが国土交通
省を強制収用するしかない状況に追いつめた。強制収用の裁決申請が行われた
からと言って気落ちする必要はない」と話し、自らの経験から、人を動かすも
のはお金でも権力でもなく「事実」であると力説。国土交通省から出てきたデ
ータをもとに「嘘」を暴き、さらに「過去にダムが建設された川を見て、未来
に過ちを繰り返さないように活かそう。あきらめない限りダムは必ず止まる」
と激励の言葉で講演を締めくくりました。

名古屋から招いた青木秀和氏は、川辺川ダムを建設しなくとも既に熊本県の財
政は破綻寸前であること、川辺川ダムを建設すれば、無駄な借金を増やすとい
う点で全国の人から熊本県民は恨まれるが、これを止めれば英雄になれる、自
分も英雄になりたいので協力すると宣言しました。
 東大名誉教授で文化勲章受賞者の宇沢弘文氏は、成田闘争の強制収用を政府
が間違っていたと認め、謝罪した例を引き合いに出し、それは全く川辺川にあ
てはまるといった話や、日本が真似た近代河川工学のリーダーであったオラン
ダでさえも今では自然を活かした工法を行っていることを紹介。美しい川辺川
のような文化的・自然的遺産は、「緑のダム」方式で守るべきだと訴えました。
 また「緑のダム」というテーマで、洪水が相次いだ時代は禿げ山だったとい
うことがデータから証明された例や、川辺川ダムの堆砂軽減のために上流の渓
流を寸断しズタズタに切り裂く230基もの砂防ダム計画の存在、漁民、農民、
水害体験者、住民投票を求める市民の生の声を紹介し、集会は幕を閉じました。
 この県民集会ではお陰様でたくさんのカンパが集まりました。実行委員会で
決めた通り、収益金154,009円は「川辺川・球磨川を守る漁民有志の会
」「球磨川大水害体験者の会」「川辺川利水訴訟原告団」「人吉市の住民投票
を求める会」の4団体に等分してカンパしました。みなさまのご協力、どうも
ありがとうございました。
(県民の会 西田陽子)

※県民集会のビデオをダビングサービスしています。希望される方は、「県民
集会ビデオ希望」と通信欄に明記して、ビデオ1本=1500円(送料込み)を「
川辺川を守る県民の会」(郵便振替口座:01940-8-13454)宛てに送金してく
ださい。

イベントインフォメーション

●川辺川利水訴訟控訴審第5回口頭弁論
 日時:2月15日(金)13:30
 場所:福岡高等裁判所(福岡市営地下鉄赤坂駅下車徒歩10分)
 内容:利水事業の費用対効果についての国の反対尋問
 当日のスケジュール:
  12:00天神・岩田屋前でチラシ配り
  12:50門前集会
  13:15傍聴整理券配布
  13:30口頭弁論
 問合せ先:利水訴訟原告団(0966-24-4844)、松原(092-623-1765)

●今なぜ川辺川ダム? 〜福岡から川辺川を考えるシンポジウム〜
 日本一の清流・川辺川。この川を守るため住民が立ち上がっています。
 「こん川を守らんば、子や孫に顔向けできん、死んでも死にきれん」と訴え
ます。
 このたび、流域で川辺川ダムの反対運動を行っている方を福岡にお招きして、

 域住民の「生の声」を聞き、自然豊かな川辺川を未来に手渡すために、福岡

 も出来ることをごいっしょに考えていきたいと思います。皆様のご参加を心

 りお待ちいたします。

 日時:2月16日(土)13:30〜16:00
 場所:福岡市中央区荒戸 3−3−39 「ふくふくプラザ」
     福岡市市民福祉プラザ・5F(502室) TEL092-731-2929
   <地下鉄「唐人町」駅4番出口より徒歩7分>
 資料代:500円
 ゲスト:梅山究氏(川辺川利水訴訟原告団長)
     吉村勝徳氏(川辺川・球磨川を守る漁民有志の会代表)
     重松隆敏氏(球磨川大水害体験者の会事務局長)
    川本正道氏(子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会ス
タッフ)
 主催:福岡から川辺川を考えるシンポジウム実行委員会
 後援:子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る福岡の会/環境共育を考え

     会/債務と貧困を考えるジュビリー九州/人工島ウエットランドフ
ォーラム/
     博多湾の豊かな自然を未来に伝える市民の会/ほか
 連絡先:川辺川を守る・福岡の会 土肥 092−673−0646
      E−MAIL kunji@fka.att.ne.jp

●シンポジウム「小泉構造改革と公共事業の実態」
 日時:2月19日(火)14:00〜17:00 
 場所:衆議院第2議員会館「第1会議室」(千代田区永田町2−1−2)
      ※入り口で係員が通行証をお渡しいたします。
 内容:
  1.各地域からの報告
   1)「吉野川第十堰を世界遺産にしよう」
    吉野川第十堰住民投票の会・愛知大学助教授  武田真一郎氏
   2)「川辺川に"緑のダム"をつくろう」   ルポライター  高橋ユリカ氏
   3)長良川から"脱ダム"へ」 公共事業チェックを求めるNGO会代表
                   ダムネット・ジャパン代表  天野 礼子氏
  2.パネル・ディスカッション「公共事業のあり方を考える」
    民主党幹事長                      菅  直人氏  
    東京工業大学大学院総合理工学研究科教授 原科 幸彦氏
    法政大学法学部教授             五十嵐敬喜氏
    毎日新聞記者      福岡 賢正氏
    シンクネット・センター21理事長      宇沢 弘文 
  3.会場における意見交換 
 連絡先:シンクネット・センター21事務局
     電話 03−3595−9933
     fax. 03−3595―9994

●川辺川ダム公開討論会
 国土交通省vs流域住民 川辺川ダム建設は是か非か?
 日時:2月24日(日)13:00〜17:00 
 場所:八代厚生会館(八代市西松江城町1-47、TEL:0965-32-3196)
 入場無料
 主催:国土交通省
 住民側問い合わせ先:くま川ハウス(人吉市九日町36−3F、
               TEL/FAX:0966-24-9929)

●国際協力シンポジウム 「ダム開発と日本
〜世界ダム委員会(WCD)の報告を通して〜」
 日時 : 3月2日(土) 13:00〜17:00
 場所 : 早稲田大学国際会議場 第一会議室
 参加費: 一般 1,000円/会員500円
 お問合せ・お申込み:Friends of the Earth Japan(担当:神崎)
TEL 03-3951-1081 FAX 03-3951-1084
E-mail:kankan@foejapan.org UTL:http://www.FoEJapan.org

●「魚が帰る森」づくり 〜森・川・海が一つになる・・・そんな日を取り戻したい〜
 日時:3月10日(日)10:00集合
 場所:五木村元井谷
 参加費:無料
 持参する物:昼食用の箸、お椀、飲み水、あればクワ
 問い合わせ先:八代漁協(0965-37-1757)
 ※昼食は漁協婦人部が温かいみそ汁、おにぎりを用意しています。
 ※雨天の場合は3月17日(日)に順延。
 ※2月17日(日)は同場所にて地ごしらえを行います。
  こちらも来れる方はお手伝いをお願いします。

●球磨川・川辺川水環境調査
 日時:3月21日(木 春分の日)10:00〜14:00
 集合:人吉市中河原公園駐車場
 観察場所:人吉市中河原公園、錦町球磨川木綿葉橋下、川辺川権現橋下
 内容:水生生物の観察と水質判定
 参加費:200円
 主催:自然観察指導員熊本県連絡会
 連絡先:つる(0965-32-7359)、中田(0964-33-2912)

●第20回日本環境会議/アジア国際環境会議・松江大会
 開催期間:2002年3月29〜31日
 会場:松江テルサ(JR松江駅前)
 ※30日の第2分科会「水環境の再生政策を探る−干拓事業とダム問題−」
では、
   手渡す会・代表の緒方俊一郎さんが川辺川ダムについて発表します。
 問い合わせ先:【大会事務局】〒690-8504 松江市西川津町1060島根大学
          法文学部 日本環境会議実行委員会
          電話/Fax:0852-32-6137  E-mail:uezono@soc.shimane-u.ac.jp
          担当:保母・上園

カラーのリーフレットを増刷しました。学習会/講演会で配ったり、お店など
に置いていただける方大歓迎です。お気軽にご連絡ください。
問い合わせ:県民の会事務局まで(このパンフレットはWWFジャパンの助成事
業により作成されました)