【5区】・野田将晴氏(54)自由連合新
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1)21世紀は自然への回帰の時代です。自然を支配しコントロールしようというダム
の発想は時代逆行。即刻中止すべきです。治水は自然林の復元で保水力(地下のダム
湖)を高める方向で考えるべきです。又、既に河川改修で改善されています。利水
は、農業を取り巻く状況が35年前とは一変しており、受益者負担の能力をなくしてい
ます。発電は、大規模、広域、集中型から、小規模、個別、分散型へと移行する時代
です。むしろ、バイオマスエネルギーでの発電を考えるべきです。

2)行政の認識が未だに環境を破壊してきた20世紀的発想のままであり、環境問題に
対する認識不足と危機感のなさが証明されたということで、許しがたきことです。即
刻実施すべきです。

3)自然林の復元によって、希少動物のみならずあらゆる生物の生息環境の保全を
し、生態系を維持していかねばなりません。

4)@ダムの寿命は100年です。この間に自然林を復元し、地下の保水力を高めた
後、ダムを壊して自然に復することをめざすべきです。さらに減反ゼロ地域に指定し
て、農政の新時代を築く発進基地とするべき。

 A世界中から視察者が来訪するような、自然と人間が共存する、21世紀のモデル地
域の中心として村づくりをするべきです。

5)・無用の長物となるダムに巨額の投資をすることは大変な無駄づかい。その予算
は、川辺川水系の自然を復元し、21世紀型の自然と人間の共存するモデル地域づくり
のための公共工事に回すべきである。
・ダム工事で受注するのは大手ゼネコン。自然復元工事は地元業者が受注することに
なるから、地元への経済効果は後者の方が格段に大きいのです。

野田将晴
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