清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会 会長 池井 良暢様

                     県知事候補 日本共産党 久保山啓介

1)川辺川ダム計画について

 川辺川ダム計画は1966年に発表され、76年に県議会で日本共産党の反対だけで基
本計画が承認され、事業がスタートしました。このダム計画は、発電・治水・利水のすべ
ての面で目的を失っています。クマタカなど貴重な動植物や特産のアユを絶滅の危機に追
いやり、農民には多額の負担増、下流域住民には洪水の不安を与えるだけの事業です。
ダム建設に2650億円という血税を注ぎ込むことに強く反対し、建設の中止を政府に求
めるものです。


2)川辺川ダム建設にともなう環境アセスメントについて

 公正で科学的な環境アセスメントの実施が必要です。環境対策の基本は、環境破壊を未
然に防止することにあり、そのための環境影響評価(アセスメント)を開発事業に先立っ
て行うことが不可欠です。関係機関(環境庁など)は、第三者による公正な環境アセスメ
ントを実施すべきです。


3)ダム建設予定地の生物環境の保全について

 川辺川ダム建設予定地は、絶滅危惧種のクマタカの生息地として全国にも県民の中でも
関心が高まっています。川辺川流域のクマタカ、ヤイロチョウ、オオタカなどが生息でき
る環境を保存することは、自然と豊かな生態系を保全することです。去る3月13日には
参院予算委員会で日本共産党の岩佐恵美議員が川辺川ダム建設の中止とクマタカ保護など
を建設省、環境庁に迫りましたが、私個人としても、また党としても全力をつくして奮闘
します。


4)五木村の振興策

@ダム建設がこのまま継続となった場合
 ダム建設中止を政府に求める運動、世論の盛り上げに全力をつくします。

Aダム建設が中止となった場合
 自然林を増やし、緑のダムをづくり、治山・治水・そのための一定の仕事を確保する。
当初、ダム建設に反対していた五木村民のみなさんをここまで率いてきた国・県の責任は
重大。村再生の方途を国・県の財政と村民の民主的な合意で明らかにしていく。これまで
支払われた補償金などの返還は求めない。代替え地にもとづく生活などは関係村民の希望
どおりとし、負担をかけることはしない。五木村の伝統を保存し、活力ある再生をはかる。


5)580億円の県費を使う費用対効果について

 ダム建設の目的がなくなり税金のムダ使いの「典型」となっているため、県民、関係住
民への費用効果はありません。巨大ダム建設の目的は、ゼネコン奉仕というのがことがら
の本質です。